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ブログの女王眞鍋かをりは、敵対的トラックバックにも率直な姿勢を崩さない

2005年07月22日

私がブログの書き手として尊敬している眞鍋かをり嬢が、携帯電話のモトローラのイベントで人気ブログの秘訣について語っています。私は、彼女のブログがこれほどの支持を受けている最大の理由は、タレントらしからぬ率直な書きぶりにあると考えています。今回のトークショーでも、普通なら避けて通るようなテーマについても、正面から自分の考えを述べています。 情報源は、眞鍋かをり「読まれるブログ」の極意を語るです。

「ブログの女王」とも呼ばれる眞鍋かをりさんは、「テレビだと、テーマに合わせて話さなくてはいけないが、ブログでは自分が好きなように話せる」とブログの楽しさを紹介。2004年の6月から始めたブログ「眞鍋かをりのここだけの話」は、1エントリに平均600ものトラックバックが付くという人気サイトで、8月にブログのエントリをまとめた本も出版される予定だ。

「トラックバックには、全て目を通しています。たまに、こんなことをどうして?と思うような、心ないことを書いてトラックバックしてくる人がいるけれど、何を考えているのか分からない」と、眞鍋さん。「読んだ人が傷ついたりしないように、とか、読む人のことを必ず意識して書いています。それは読まれるために必要なこと。“読まれるブログ”と“読まれないブログ”の差が出てくるのは、そういうところに理由があるのだと思います」“読まれるブログ”の秘訣を話した。

「ひどいことを書いて送ってくる人は、どんなことを書いてるんだろうと思って、ほかのところも読むんです。そういう人って、ほかのエントリも書き捨てというか、たいていひどいことが書いてある」と指摘していた。

正直に言って、600件ものトラックバックに全て目を通しているとは思っていませんでした。たいしたものです。さらに人気商売にもかかわらず、敵対的トラックバックに関しても、逃げずにコメントしているところも立派です。送ったブログの他のエントリーまで調べるとは、自分が書いている内容に自信がある証拠でしょう。やはり「ブログの女王」の地位を勝ちとるには、それなりの信念と努力があるわけですね。

平均600件のトラックバック(TB)がつく人が、それを全て読んでいるわけですから、私もたまに来るTBやコメントにもちろん全て目を通しています。私の場合は、TBやコメントをもらっても、それに対して直接反応はしないことにしています。無反応というのは、送った方の立場からしてみると、素っ気無いと思われるかもしれません。そこで、私が読んでいることを証明するために、本日受け取ったTBについて書いてみることにします。

1つ目は、注目を集めつつあるバイラル・マーケティングに吉岡美穂も登場に対してもらったTBです。

「七々子」という妙齢の女性を想像させる人からのTBかと、一瞬喜んだのですが、「七人七色」だから七々子となっているわけです。多分苗字はザウルスで、本当に書いているのは、ひげの生えた七々夫君や七々郎君かもしれません。 要するに、ビジネスブログを仕事として書いているシャープ関係者からのTBです。

ザウルス七人色七色Wキャンペーンのブログでは、ありがとうトラックバックというアーカイブを設けて、同キャンペーンに関する記事を投稿したブログに対して、御礼のTBを逐一書いているようです。私の記事に対するTBを読んだだけでは、あまりパーソナライズされた印象がなかったので、機械的におざなりな対応をしているような疑いを持ちました。

しかし、アーカイブの中身をざっと見ると、個々の記事を読んだ上で、丁寧なTBを返していることがわかります。元記事を引用したものも少なくありません。私の記事の中身にあまり触れられていないように感じたのは、ザウルスそのものには全く言及していなかったので、読んでも反応しづらかっただけでしょう。決して七々子嬢が手を抜いた結果ではありません。

このアーカイブを読んで、仕事として個々の投稿に対するTBを書くのは、結構骨の折れる仕事ではないかと思えてきました。ハッキリ言えば、書く方はかなり適当な気分で書いているわけで、いいかげんな内容のものも少なくないはずです。それを我慢しながら読み通し、なるたけカスタマイズした形のTBを書くのは、それなりの忍耐とテクニックがいるのではないでしょうか。

ビジネスブログ関係の書籍の中には、TBやコメントを One-to-One マーケティングを実現する理想のツールとして、積極的に活用することを勧めているものもあります。しかし、実際には次のようなリスク面を想定した上で、あらかじめ対応策も決めておくことが必要だと思います。

(1)TBを受けつけることにすると、眞鍋嬢のブログのようにトラックバックセンター化する可能性がある。特に企業のブログに対しては、誤った「お客様は神様」意識から、クレイマーに近い内容も送られてくるでしょう。それを勝手に削除すると、またトラブルの原因になったりしますし。

(2)TBに返答するようにすると、One-to-One マーケティングの理想である、きめ細やかで誠意のある対応が期待されることになり、扱いを間違えるとこれもリスク化します。例えば電話でのコミュニケーションであれば、パターン通りの対応に終始したとしても、クローズドな世界でのことなので、第三者に知られることはありません。ブログの場合は、衆人環視の中で対応しなければならないので、対応の内容やスピードにも気をつける必要があります。

最後に、今日送られてきたもう1つのTBについて書くつもりでしたが、これは1日様子を見ることにします。内容は私が書いた記事を否定する、敵対的TBです。私も眞鍋嬢に習って、送信元のブログを読んでみました。彼女の指摘通り、ネガティブ調の投稿が多いようです。反論はあわてて書く必要もありません。情勢判断は私に圧倒的に有利だと思いますので。

基本的にブログは書くのも読むのも平等な関係です。しかし、敵対的TBやコメントを送った段階で、送った方の側が不利な戦いを強いられることになるというのが、私の考えです。自分の書いたTBやコメントに論理的矛盾があったとしても、送った側はそれをもはや取り消すことはできません。完全にアウェイの戦いです。したがって、よほどの覚悟がない限りは敵対的TBを送らないのが、賢者の心得というものでしょう。


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