━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■
□■□■ 実┃ 践┃ ビ┃ ジ┃ ネ┃ ス┃ 発┃ 想┃ 法┃ Vol.5
■□■ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ 2004/03/04
□■
■ ビジネスの現場で必要とされるのは、情報を知恵に変える力
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨日サッカーを見たため、メルマガを書くのが遅れました。
明日のUAE戦は、極めて重要になってきました。私も日本から気合を入れて
「念」を送るつもりです。
このため、明日は休刊する可能性が大きいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】中高年の起業を考える
【 2 】今日の言葉 「足の裏についた飯粒」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】中高年の起業を考える
〜 週刊ダイヤモンド記事を題材として 〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回は第1号の週末起業に続き、中高年の起業について考える。
最初に、中高年の起業に関する特集記事をご紹介する。
<--引用ここから-------------------------------------------------------
■50歳の起業:40歳からの準備
週刊ダイヤモンド2/28号 pp.30-45
□日本の起業数は米国の1/4
日本の開業(起業)数は、年間約18万件。これは、残念ながら欧米に比べて
低く、米国の1/4にとどまっている。
だが、中高年のパワーの活躍ぶりが読み取れるデータもある。
国民生活金融公庫総合研究所の「新規開業実態調査」によると、45歳以上で
起業した人の数は、93年に26%であったが、2003年は38%に増加している。
新規開業実態調査 ⇒ http://www.kokukin.go.jp/pfcj/pdf/2003sinkj.pdf
□起業をした動機(N=2,282)
1.仕事の経験、知識や資格を生かしたかった 29.7%
2.自由に仕事がしたかった 17.5%
3.自分の技術やアイデアを事業化したかった 11.7%
4.事業経営という仕事に興味があった 11.6%
5.収入を増やしたかった 8.9%
□現在の事業に決めた理由(N=2,314)
1.勤務先での経験や技能を生かせるから 62.4%
2.趣味、特技、資格を生かせるから 15.3%
3.成長が見込めるから 9.6%
4.地域や社会の役に立つから 8.8%
5.他に思いつかなかったから 2.2%
□中高年起業家成功の5つのポイント
1.商品、サービス、技術力に絶対の自信がある
2.信念、人望があり、人とのつきあいを大切にする
3.単なるカネ儲けではなく、社会的に貢献という気持ちを持つ
4.少ない資本で起業し、いきなり大きなリスクは取らない
5.家族の理解を得て、強力な協力者になってもらう
-----------------------------------------------------引用ここまで---->
この記事で注目したところは、以下の3点。
◆「現在の事業に決めた理由」の一番が
「勤務先での経験や技能を生かせるから(62.4%)」
◆「起業をした動機」の一番が
「仕事の経験、知識や資格を生かしたかった(29.7%)」
◆「中高年起業家成功の5つのポイント」の
「商品、サービス、技術力に絶対の自信がある」
中高年は、起業プランも自分の企業勤務時代に培ったキャリアの延長線上に
考える傾向が強いことがよく分かる。
ここから推察すると、中高年の起業化プロセスは次のようなものではないか。
□中高年の起業化プロセス
(1)自分の保有する技術、知識の棚卸をする
(2)提供するサービス、商品を考える(基本はインハウス調達)
(3)販売システムの構築
(4)顧客獲得
一方、最近耳にすることの多くなった「情報企業家」に代表される、若手
企業家の起業プロセスは、おそらくこんな感じだろう。
□若手の起業化プロセス
(1)何らかの情報を発信し、自分のファンを獲得する
(2)ファンからのフィードバックを通じて、企業化ニーズを発見する
(3)提供するサービス、商品を考える(アウトソースの積極利用)
(4)ファンを自然体でに顧客に変えて行く
大きな違いは、若手企業家の方は、潜在顧客の開拓を最も重要と考えて、
提供するサービス、商品に関しては、あらかじめ大きな制約を持たない
ことにある。
単純化が過ぎるとの批判を覚悟の上で、さらに類型化を進める。
□中高年型アプローチ
保有する技術、知識から発想するシーズ型
または、初めに商品、サービスありきの Prodcut Out 型
□若手型アプローチ
市場のニーズから発想するニーズ型
または、初めに顧客ありきの Market In 型
現在のブーム的状況を考えると、若手型アプローチの方を評価する論調が
多いようだ。しかし、どちらのアプローチも完全ではないはずだ。
中高年型の最大のミスは、顧客獲得をおろそかにすることにある。
中高年は、サービス、商品を提供する側の自分と受け取る側の顧客との間
には、厳然としたレベルの差がなければならないと考える傾向が強い。
また、顧客を説得するのに必要なのは、圧倒的な専門知識だと思い込む。
このため、自分の技術、サービスの完成度を高めるのに手一杯で、本来並行
して進めるべき顧客開拓が後回しになる。結果として、満足いくサービス、
商品が完成した時には、顧客が全然いないという悲劇もありえる。
上昇トレンドにあるとはいえ、まだまだ米国の1/4でしかない日本の起業数
を飛躍的に伸ばすには、中高年が専門知識に対するこだわりを少し緩める
ことを考えてもいい時期にさしかかっているのかもしれない。
しかし、一旦顧客さえつけば、元々専門的な知識のバックグラウンドがある
中高年の起業家が成功する確率は、若手よりは高いはずだ。
一方、若手型のアプローチは、顧客と自分との関係をイーブンな友達に近い
感覚で捉えるため、専門知識で顧客を凌駕する必要はないと割り切る。
専門知識は、必要となった時に身に付けるか、アウトソースすれば十分と
判断してのことだ。
顧客と目線のレベルを同じ位置に保ち、「走りながら考える」ことを重視
して、自分のサービス、商品の中身は徐々に改良していけば良しとする。
若手型アプローチは、確かにクリアーすべき前提条件が少ないため、起業率
は高くなる。最大の落とし穴は、さしたる専門性をもって始めたビジネス
とは言えないので、簡単に真似されることだ。昨日までの顧客やアウトソ
ース先が、一夜にしてライバルに変わることもあるかもしれない。
特に自分自身の専門性を深める努力を怠ったりすると、成功の確率は一気
に低下することが危惧される。
陳腐な結論になるが、起業にあたっては両方のアプローチの優れた点を
取り入れる姿勢が大事となろう。
また、企業家個々人の努力だけではなく、両方の優れた点をいかせる仕組み
があると、日本全体の起業率の底上げと、成功率のUPが図れるはずだ。
例えば、中高年の豊富な知識、経験と若手情報起業家の卓越した顧客ニー
ズ発見能力をマッチングするシステムを考えてみるのも、面白いかもしれ
ない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 2 】今日の言葉
「足の裏についた飯粒」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私が中小企業診断士試験に合格した時に、診断士の実態を表す言葉として
先輩から教わったもの。
その心は「取らないと気にかかるが、取ったとしても食えない」。
確かに診断士の肩書きだけで独立して生活することはできない。
どのような資格であれ、顧客開拓ができなければ、食うに困るのは同じ。
特に、試験の難易度が低い資格ほど、開業後の営業力が問われることになる。
それでも独立開業して、経営コンサルタントとしての収入だけで生計を立て
ている診断士が、プロコンと呼ばれる人達。
プロコンとは、Professional Consultant の略で、業界内ではこう呼ばれる。
その他の大多数は、試験勉強の過程で学んだ知識を会社の仕事で活用する
道を選ぶ。これを企業内診断士と呼ぶ。ある種の自嘲をこめて。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 編集後記・お知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただきありがとうございます。
「実践ビジネス発想法」のHPが、Google で引っかかるようになりました。
無理やりメルマガを配信して、コンテンツを増やした効果かな....(^O^)
お暇な時に、ご意見・ご感想のメールをください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ「実践ビジネス発想法」
〜 ビジネスの現場で必要とされるのは、情報を知恵に変える力 〜
【発行責任者】アンビシャス 神田
【関連サイト】バックナンバー掲載中 http://www.planbiz.info/
【ご意見・ご感想】メールアドレス mailto:info@planbiz.info
皆様の声を是非お聞かせください。いただいたご意見・ご感想は、
今後の情報発信の参考にさせていただきます。
【購読登録・解除】 http://www.mag2.com/m/0000126742.htm
【2次利用】 本メルマガは、基本的にどなたに転送しても結構です。
掲載内容はあくまでも発行人個人の考え方を表現したものですので、
利用によって生じたいかなる損害も、発行人は責任を負いません。
Copyright (c) 2004 Ambitious Kanda All rights reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Powered by
Copyright (c) 2004 Ambitious Kanda. All rights reserved.
|