グローバルスタンダードと個人情報保護
2004年04月22日
RFIDに関連したプライバシー問題は、欧米諸国では、すでに大きな話題を巻き起こしている。RFIDを埋め込んだ製品の実験を始めようとした、ウォールマート、ベネトン等の企業は、何れも消費者団体の大反対に合い、実験の中止に追い込まれた。先ほど無料メールサービスの開始を発表したばかりのグーグルも、プライバシー侵害の恐れありと、早速欧州各国で非難を集めている。
我々日本人の感覚からすれば、これら一連の事件は一部の消費者の過剰反応に感じられるかもしれない。しかし、個人情報保護も基本的な人権の一部と考える他国の国民から見れば、日本の方が「変な国」と考えられるかもしれないと発想する方がビジネス上は安全であることは間違いない。
BSE問題の本質も統計的確率論に基づいた「安全」ではなく、国民意識を反映した「安心」の確保にある。日本の消費者が「安心」に感じられるようにするには、無駄かもしれない全頭検査も時として必要な場合もある。文化が違えば、国民の判断基準も異なるのも当然であろう。
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《情報源》
- ユビキタス・コンピューティング:各国の独自性に配慮必要
日経新聞 2004/04/15 31面 (経済教室) - 『消費者に理解されていない「ICタグ」』
Nikkei IT Pro 2003/08/07 - 『Big Brother Inside! ペンティアムIII ボイコットキャンペーン』
- 『Gメール:プライバシー侵害で市民団体が申し立て』
Hot Wired Japan 2004/04/20

