米国の製造業者はRFIDの短期的な投資効果は認めるが、長期的には?
2004年06月22日
引き続きRFIDに関する米国事情の話題です。アクセンチュアが6月7日に調査結果を発表しています。(Half of Manufacturing Executives Expect High Return on RFID Investment, Finds Accenture Survey)
本内容は、今年の4月に米国とカナダの一般消費財、製薬メーカー30社を対象に電話アンケートで調査した結果です。サンプル数が少ないような気がしますが、一応ご紹介します。
- RFIDの投資効率は高い(47%)
- RFIDの最大の効果は個々の組織の壁を越えてサプライチェーンを構築できること(86%)
- RFIDの自分の組織への効果はまだ評価中(45%)
サプライチェーンの拡大は、製造業、物流業、小売業の新たな協業の可能性を示唆するもの。必要最低限以上の金額をRFIDへの投資すれば、競合優位 (Competitive Adventages) を獲得することも可能。
しかしながら、大半の回答者がRFIDの短期的な効果に期待している傾向も明らかになっている。具体的な短期的な効果として挙げられているものは
- トラッキング精度の改善(48%)
- 返品管理の改善(45%)
- 入出庫管理の改善(41%)
一方、サプライチェーン関係の長期的な効果を期待する回答は、比較的少ない。
- 在庫コスト削減による、収益率向上(31%)
- 売り切れによる機会損失減少による、収益率向上(31%)
- 管理コスト減少による、収益率向上(17%)
実際のRFIDへの導入レベルは以下の通りで、個体管理まで目指す企業は極めて少ない。
- パレット管理レベルに導入(38%)
- ケース管理レベルまで導入(34%)
- 個体管理レベルまで導入(3%)
また、86%の企業がRFIDに関する事業化調査を行っていると回答しているものの、 実際の導入割合は低い。
- パイロット試験を実施中(21%)
- 本番導入済み(3%)
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