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セックス中毒は病気として社会的認知を得られるか?

2004年07月14日

今週発売のアエラにセックス中毒という病気があることが、紹介されています。 ハリウッド女優のハル・ベリーが離婚した理由は、夫の歌手エリック・ベネットが、この病気のせいで、不特定多数の女性と肉体関係を続けていたためだそうです。

アエラ20040719Weekly AERA 2004年7月19日号 p.31
日本でもじわり増加
セックス中毒になる人

率直に言って、私には初めて聞く病名です。記事の中から、その一部を抜粋します。

米国には患者団体まで
この「病気」を有名にしたのは、クリントン前大統領だろう。メリーランド大教授で心理学者のシャーリー・グラス氏によると、前大統領は典型的なセックス中毒者と見られるそうだ。
「どんなリスクを背負ってでも性交を望む。それどころか危険の伴う関係を求め、それを快感だと思うのが単にセックスが好きな人と中毒者の人との大きな違いの1つでしょう。クリントンは相当なリスクだと承知しながらも、あえて性的欲求を満たそうとした。それもホワイトハウス内でアルバイトしている女性と。これは中毒といってもまず間違いないはず」。

最近では患者の自助団体まで相次いで設立されている。テネシー州ブレンズウッドに本部を置く「全米セックス中毒協会」の会員数は、今や1000万人を越すという。 ニューヨークの心理学者のゲアリー・ズカブさんによると、自律神経失調症の1つで、「単に性的行為をとりとめもなく望むことではない。むしろセックスを通じて心の虚しさを満たし、ストレス発散や孤独を癒そうとする症状です」。
とは言え、米国内では、病気ではなく、単に自制心のなさだと解釈する人も少なくない。

日本でも相談者増加
日本性科学学会会員で、中毒者へのカウンセリングを行っている臨床心理士、及川卓氏によると、日本でも相談者が増えている。「アルコール中毒と酒好きの境界にあるのと同じで、そこが誤解を招いていますが、りっぱな心の病です」。及川氏によると、アルコール中毒者が酒をおいしいと思って飲まないのと同じように、セックス中毒者もセックスに対する感動は薄れていて、それが抑うつ状態にもなっていく。
「治療のポイントは自分のコントロール。カウンセリングでかなり改善しますが、不安感や抑うつ感を併発することもあり、薬を併用する場合もあります」。

この記事を読んだだけでは、本当にこのような病気が存在するのか、にわかに信じがたいところがあります。記事の中で指摘されているように、単に本人の自制心のなさのせいのような感じもして、判断に悩むところです。確かに、世界最大の国家の元首が、あのような破廉恥な行為に及んだ事実を考えると、病気である確率は高いような気もします。日本の自民党の山○先生も、この病気であるのかもしれません。いずれせよ、純粋な医学上の問題として、科学的な分析が進むことは結構なことではないでしょうか。

このように大きな事件が起こってから、やっと真剣にその原因究明に取り組み はじめることは、よくあることです。最近話題になっている、睡眠時無呼吸症候群の患者も、昔は単なるなまけ者扱いをされていただけです。こうした人が、会議中に居眠りをしてしまっても、専ら本人の自己管理能力のなさを責められていたはずです。ところが、新幹線の運転手や、飛行機の機長など、多数の人命を預かる者の中にも、この症状を示す人間がいることが分かると、純粋な医学的な問題として日の目を見て、解決策も取り組まれるようになりました。

サッカー選手の高原直泰氏が、血栓症の一種であるエコノミークラス症候群を再発した時、日本代表のジーコ監督は、彼の健康管理のまずさをなじるような発言をしたように記憶しています。一般人には、分かりづらい病気にかかると、いわれのない非難を受けることは、いまだに数多くあるようです。
もし、セックス中毒症も純粋な病気として認定されるようになれば、クリントン前大統領は、そのきっかけを作った人間として、後世に語り継がれることになるのかもしれません。

儒教文化を背景に持つ日本では、どうしても欧米諸国に比べて、性の問題を公に論じるのを避ける雰囲気がありますが、昔よりは真面目な話題として正面からとりあげる機会も増えつつあります。それでも、それは健常者に限られたことではないでしょうか。障害者の性欲を理解し、その悩みを解消するボランティアの存在は、これまで誰も触れたがらない題材でした。先頃、「セックスボランティア」という本が出版されました。タブーに近い分野に切り込んだ点で、評価されるべき意欲作だと思います。


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コメント

現代人は多かれ少なかれ セックス中毒です。社会が成熟し過ぎて生物としての生を生きる場がセックスしか無いもの。治療する必要ってあるのか?社会の方を見直すべきだよ。

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