マーケティング・リサーチのマクロミルの社長も起業家予備校リクルート出身
2004年08月16日
マーケティング戦略構築は、市場(マーケット)を知ることから始まります。 そのための手段がマーケティング・リサーチです。一時代前のマーケティング・リサーチは、サンプルの募集、アンケートの郵送、回収、回答データの入力、統計分析といった一連の作業が必要でした。そのため、実際にリサーチを実施できるところも、もっぱら大手企業に限られていました。モニター側としても、回答欄にペンで記入するのが結構面倒なものでした。回答を忘れて放置しておくと、調査会社の担当者(主に中年のパートの女性が多い)から催促の電話がかかって来ることになります。
インターネットとITの普及は、マーケティング・リサーチの分野でも格段の進歩をもたらし、従来の数十分の一の時間と費用で実現可能になりました。専門のリサーチ会社も数多く誕生し、各社が特色を生かして成長を続けています。その最大手が今年の1月に東証マザーズに上場を果たした、マクロミル社です。マクロミル社の社長兼CEOの杉本哲哉氏のインタビューが、プレジデントビジョンに紹介されています。その中から、同社のビジネスモデルに関する部分を抜粋します。
99年秋ぐらいに、ビジネスモデルを着想して、2000年1月の末に起業したんですね。我々のビジネスモデルというのは、自動インターネットリサーチシステムというものでして、それは独自で開発しました。
オートマチックインターネットリサーチシステムの頭文字を取って『AIRS』と呼んでいるんですけれども、この『AIRS』を創業当初から会社の核にすえて、事業を展開してきました。
自動のインターネットリサーチシステム『AIRS』というのは、調査を実施する方が、インターネット上のASPで、自ら調査票を作成し、我々が抱えている約23万人のモニターに対して、さまざまな角度で調査するというコンセプトのシステムです。
会社の中には調査慣れしている担当者の方がいらっしゃいますので、『AIRS』を用いれば、調査会社さんとの打ち合わせですとか、やり取りといった手間のかかることを一切することなしに、自分のペースで自分の思うタイミングで、しかもローコストで調査ができるんじゃないかと思いまして、起業した2000年1月末から半年後の8月にシステムを完成させて、営業を開始しました。
同社のビジネスモデルは、これまで職人の手作業に近かったマーケティング・リサーチを、ユーザによる完全自動のカスタマイズ型に変えることに成功しました。いったん確立されたビジネスモデルの中で、システム自体は後発会社がコピーすることが比較的簡単なものです。マクロミル社の最大の競合優位性は、23万人の優良なモニターを擁することにあるのではないでしょうか。上場企業となったことで、同社に対する信頼度が向上したため、今後もモニター数の堅調な増加が期待できます。しかし、忘れてならないのは、モニターの最大の心配が、自分の個人情報がリサーチ以外の目的に使われる危険性にあることです。モニターの個人情報を厳密に管理する努力を怠らなければ、マクロミル社のビジネスモデルも、当分の間は磐石だと思います。
なお、同社の杉本社長も『起業家予備校リクルート』の出身です。このブログでも再三とりあげてきたように、リクルートの影響力はいまだに強力なようです。
早稲田大学社会科学部卒業。 株式会社リクルート入社後、就職情報誌営業部、財務部、新規事業開発室、デジタルメディア事業部門などを経て、2000年1月、株式会社マクロミルを設立。代表取締役社長CEOに就任し、全社におけるビジョンと戦略の策定、CI・IRなどを担当。2004年1月、設立からわずか4年でネットリサーチ業界初の東証マザーズ上場を果たす。同年2月、創業・ベンチャー国民フォーラム起業家部門、中小企業庁長官賞表彰。
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【マクロミルのモニター募集】
セグメント毎にきめ細かく対象を募集。
「男性のみ」の募集。
これは、「10歳代のみ」募集。
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