グーグル日本市場強化の記事からアドセンス円貨支払い早期実現を皮算用
2004年08月24日
インターネットマガジン9月号によれば、日本での検索エンジンの利用率の高さは、ヤフー、マイクロソフトサーチ、グーグルの順番になるそうです。世界的に見れば、これは特異な現象で、英国、フランス、ドイツ等の欧州各国では、グーグルのシェアが他を引き離して圧倒的な強さを誇っています。そこで、日本でのシェアアップを狙って、グーグルが日本市場の強化策を打ち出しました。 その内容を、8月23日付けの日経産業新聞3面記事『米グーグル上場、日本市場で攻勢、開発拠点設け独自サービス――知名度引き上げ』からご紹介します。
19日に米ナスダック市場に株式上場した検索サイト最大手グーグルは日本市場開拓で攻勢をかける。これまでは米国で開発した検索エンジンなどの技術・サービスを日本向けに作り替えて提供してきたが、10月にも東京に研究開発センターを開設し、「日本発」のサービス展開を目指す。マイクロソフトやヤフーなどポータル(玄関)サイト大手に対抗するのが狙いだ。
東京・渋谷の高層ビル「セルリアンタワー」内で研究開発センターの開設に向けた工事が着々と進む。米本社直轄の研究部門としての位置付けで、グーグルが米国外に持つ研究開発拠点としてはスイス、インドに次いで3ヶ所目。英語版サービスを日本語化するのではなく、日本の利用者向け検索ソフトやコンテンツ(情報の内容)など新サービスを開発する。理工系の大学院を卒業した技術者10-15人でスタートする。
「グーグルにとって日本は最も重要かつ有望な市場」とウェイン・ロージング副社長は強調する。日本語は英語やドイツ語に次いでインターネットで多く使われる言語。「日本人が使うサービスは日本人が作る必要がある」と開発センターの設立理由を説明する。
グーグルの2003年12月期のグループ売上高は約15億ドル。その8割が広告収入によるものだ。日本法人の売上構成比もほぼ同様。検索連動型広告が収益源で、一回の接続で7円以上の収入を得る。 グーグルは世界最大手とはいえ、日本の検索サイト閲覧者数では月間2500万人を超えるヤフーに大きく水を開けられている。使いやすさを前面に出し、検索サイトとして知名度を引き上げることが最大の課題だ。
『Web検索エンジン Googleの謎』をよく読めば分かるのですが、比較的構造の簡単な英文表記を元に開発されたグーグルの技術を、日本文に適用するには、解決すべき問題点が残っています。例えば、「日本」「にほん」「ニホン」は、各々別の単語としてみなされますので、場合によっては3パターンを検索する必要があります。これに続く単語の組み合わせによっては、多数の検索パターンを試さないと、網羅的な調査はできないことになります。その他にも、頻出する助詞などの扱いなど日本語独特の課題もあります。日本独自仕様の検索エンジンの開発の着手によって、どの程度の改善が見られるか興味がもたれるところです。
その他、今後の日本市場重視の方針の中で、特に期待したいのはユーザサポート、マーケティング面での現地化の強化です。現在グーグルのアドセンスの報酬の受け取りは、米ドルの小切手に限られています。しかし、次のサイト説明にもあるように、日本円でも支払いも計画されています。
3. 支払い形式にはどのようなものがありますか。
現在のところ、AdSense にご参加いただいているお客様には、米ドル小切手によるお支払いをしております。ただし近々、日本円でのお支払いなど、他のお支払い方法もご用意させていただく予定です。お支払い方法が増えた際にはこのサイトでお知らせいたしますので、後日またご確認ください。
日本円でのお支払い方法を選択できるようになるまで、お客様へのお支払いを留保することをご希望の場合は、adsense-jp@google.com まで電子メールでご連絡ください。
私の場合は、米ドル小切手でもらっても、銀行手数料がかなりかかるので、支払いの留保を依頼しています。同様の処置をとられている人も多いのではないでしょうか。そこで、今回の体制強化を機に日本円での支払い開始が、かなり近い将来に始まるのではないかと期待感を膨らませているわけです。とらぬ狸の皮算用に終わらないといいのですが。
ここで、日本以外の支払い方法はどうなっているのかと、疑問を持ちました。特にグーグルの利用率の高い、したがってアドセンスの利用者も多いと推測される欧州の事情に関心があります。先ほど紹介した本『Web検索エンジン Googleの謎』を読むと、外国のグーグルのサイト名には、一貫した命名規則があることが分かります。google.co.jp の最後の部分(Top Level Domain)を、その国用に変更すればOKです。
- フランス版: www.google.fr
- ドイツ版 : www.google.de
- スペイン版: www.google.es
この3つを調べた限りでは、すべて支払いは米ドルで行われています。もちろん、正確に書いてある内容は分からないのですが、各国語版も同じテンプレートを使っているので、該当部分の内容は推測可能です。メールアドレスまで表記して、支払い留保の連絡方法を述べているのは、日本版だけです。日本人からの質問が多かったのか、日本を重視しているのか、詳しい事情は不明ですが、日本版だけ特段に配慮してもらっているのは事実です。もう1つ新たな発見があったのですが、長くなるのでまたの機会にご報告します。
なお、中国語版は原則に従えば、www.google.cnになるのですが、このページにアクセスすると、別ページにリダイレクトされてしまいました。一応グーグルぽいロゴが貼ってあるのですが、登録が必要なサイトのようです。どうもグーグルの正式サイトであるようには見えません。中国語に詳しい方に内容をご教授願いたいものです。
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【本件に関係ある本】
Web検索エンジン Googleの謎
水野 貴明 (著)ロボットと呼ばれる自動プログラムでデータを収集し,広範なWebページを対象にした検索サービスを提供している「Google」のさまざまな使い方や,Googleにうまくデータを収集してもらえるWebページの作成方法(サーチ・エンジン最適化手法)などを紹介する。Googleの検索の仕組みを簡単に紹介した上で,それを踏まえて,効果的なキーワードとはどのようなものかを示したり,キャッシュ・データを使って抹消されたWebページの内容を閲覧する,GoogleグループでNetNewsを読むといった特殊な利用方法を紹介するなど内容は多岐にわたる。


コメント
こんにちは。
僕も保留扱いにしてもらってるのですが、かなり貯まっていきたので、どうしようかなーって思ってたんでタイムリーでした。
まじで早く日本円対応にしてもらいたいです。
もう1つの新たな発見も気になります。
期待しております。
Posted by: Shinsuke | 2004年08月24日 12:16
「かなり貯まっていきたので」⇒うらやましいです。かなり貯める秘訣を教えてください。
Posted by: AMBI | 2004年08月24日 22:57
コメント見逃してました。
スイマセンm(_ _)m
かなりといってもたいしたことないです、ホントに。
秘訣はよくわかりませんが、
1日2000?3000PVくらいの企画サイトをいくつか作って、ユーザーがアドセンスを一番クリックしやすい場所に掲載すれば、毎月いくらかは稼げるのではないでしょうか?
曖昧な答えですね(笑)
Posted by: Shinsuke | 2004年08月29日 21:35