今年の秋は書店戦争が熱い。メガストア開店相次ぎ、新宿、渋谷に飛び火も
2004年09月15日
先日、東京駅をはさんでの大型書店の攻防 丸善と八重洲ブックセンターが東京駅をはさんで遂に激突! を投稿しました。この以外の地域でも、今秋大型書店の開店が予定されているようで、首都圏各地で火花を散らしそうな様相があります。情報源は、Yomiuri Weekly 2004年9月26日号『第三の衝撃 ジュンク堂の進出で新宿書店戦争勃発!?』です。
関西地区を地盤とする ジュンク堂書店(本社・神戸市)が、10月下旬に三越新宿店の7-8階に、1200坪のメガストアを開店します。場所は新宿通りを挟んで、紀伊国屋書店本店の斜め向かいです。ジュンク堂は、このところ首都圏での攻勢を強めており、大型店としては、同社のフラッグシップである池袋本店に次ぐ規模のものとなります。私自身は、この書店チェーンを利用したことがないので、特色は分かりません。記事によれば、専門書に強く、年間に1冊しか売れないようなものでも、担当者の判断により売り場に置くことがあるそうです。
迎え撃つ方の紀伊国屋の方では、その歴史とブランド力に自信があるためか、「影響はない」と取材に答えています。しかし、事情通は「2~3割の売上減は免れない」と厳しい見方をしているようです。
書店といえば、ユニークな品揃えと深夜営業で人気のあった青山ブックセンター(ABC)に、民事再生法が適用されることになりました(青山ブックセンター本店、六本木店、9月末営業再開 )。書店も大型化が進み、規模だけがとりえのメガストアばかりになってしまうと、書店ファンとしては、一抹の寂しさを感じます。新宿に進出するジュンク堂には、定評のある専門書籍の強みを失わないことを期待したいと思います。また、10月1日には、渋谷の宮益坂に文教堂のメガストアもオープン予定です。こちらも、若干距離は離れていますが、駅の反対側に位置する紀伊国屋書店やブックファーストに影響を与えることが予想されます。
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Yomiuri Weekly 2004年9月26日号 p.84
