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バーチャルキーボードを題材に機能性とデザインがマッチした製品開発を考える

2004年09月29日

PDA用のキーボード「バーチャル-ボード(VKB)」が10月中旬の正式出荷に向けて、先行予約を開始しました。これは携帯情報端末(PDA)に接続すると、キーボードが机上に投影されるもので、本物さながらのキータッチ音も出る優れものです。製品情報の詳細は、NIPPON STYLEをご覧下さい。このホームページにある使用イメージの動画ファイルを見ると、確かにタッチ音が響いていることが確認できます。

携帯電話用のキーボードとしては、アールボードが有名で、売れ行きも好調なようです。さて今回のバーチャルキーボードが、果たしてどれほどの需要があるのか興味深々といったところでしょう。持っていれば目立つことは間違いないので、話題づくりには最高だとは思います。

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バーチャルキーボードに注目したいのは、そのユニークな開発形態です。これは、NIPPON STYLE PROJECT から商品化されたものです。このプロジェクトは、デザインを重視した製品開発に向けて、参加企業のコラボレーションを促進する目的で誕生したものです。バーチャールキーボードの製品化には、松下電器が100%出資するベンチャー会社と、米国のバーチャルキーボード社、香港の i.Tech社が関わっています。まさにグローバルなコラボレーションの産物と言えるものでしょう。

これまで機能的には優れているものの、ユニークなデザインが欧米企業に比べて少ないというのが、日本製品に対する評価でした。私がここ数年の新製品の中で、革新的なデザインと機能がマッチしていると印象を受けたのは、セグウェイとダイソンのサイクロン掃除機です。両方とも欧米のデザイナーの手によるものです。セグウェイは日本の道路交通法では使用が禁止されているので、我国では全く普及していません。サイクロン掃除機の方は、一般家電製品ということもあり、かなり売れているようです。日本メーカーでもサイクロンの原理を利用した掃除機は発売しています。しかし、ことデザインという面に関しては、ダイソンのオリジナルを超えるものは、ないように思います。

日本企業の中でも、デザインを重視した製品開発、プロモーション戦略は、徐々に浸透しつつあります。日産の「SHIFT_」のマーケティング・コンセプトは、こうした戦略転換を反映したものでしょう。今後は、日本発で本当にイノベーティブな製品が生まれることを期待したいと思います。


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