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ライブドア堀江社長のメディア参入構想が明らかに。リトル・ナベツネ化は否定

2004年10月12日

以前から噂されていた、ライブドアのメディア参入計画が明らかになりました。噂が起きた原因は、今年の夏頃からライブドアが報道センターの要員募集を、自社のウェブで積極的に告知していたからです。今でも引き続き、『livedoorニュース・報道センターのデスク』をはじめとする、メディアビジネス関連の人材募集が行われています。そのライブドアが考えているメディア事業の内容をご紹介します。情報源は『堀江ライブドアの野望 「次はメディア」の全貌』(「AERA」2004年10月18日 p.21-24)です。

担当する伊地知晋一上級副社長は、こう語る。
「ポータルサイト間の競争で、ニュースサイトはとても重要です。ヤフーに勝つために、ヤフーと同じように大手紙から配信されてニュースを扱っていては差別化できない。しかも、新聞社がネットで配信する記事はとても短く、記者の顔も見えない。そこで、独自に取材し、深堀りしたニュースを扱うことを考えました」。

記事には書いた記者の名前を載せ、読者の感想もその記事のしたにダイレクトに載せられるようにする。ネットならでは、の双方向性を重視する計画だ。

報道センター設立は、堀江貴文社長が進める「メディア進出戦略」の、ほんの序の口である。関係者は明かす。
「堀江さんは新聞業界への参入を狙っています。特に、日経に匹敵する高級経済紙を出したいという野望がある」。

堀江氏がメディア参入に意欲を燃やすのは、インターネットによって、今のメディアを取り巻く環境が激変するという「読み」があるからだ。メディア界で急成長してきたテレビも、ネットとの競争によって数年で衰退に向かうと予想。新聞社を中核とする日本のメディア業界の構造が、ネット中心に変化すると想定する。ネット企業のライブドアが、傘下に新聞や出版など「オールドメディア」を持つ形態を思い描いているのだ。

同記事には、堀江貴文社長本人のインタビュー記事も掲載されています。この中で、堀江社長は、日本メディアの現状での問題点、政治への関心の高さ、そして宇宙旅行への夢を熱く語っています。但し、球団とメディアの両方を手に入れて政治的野心もあるとすれば、「読売新聞の渡邉恒雄氏と同じでは?」という質問に対しては、自分は権力志向はないと、ナベツネ氏と同一視されることを否定する姿勢を見せています。

現在、インターネットの普及により、オールドメディアも影響を受けつつあることは、確かです(雑誌の新刊ラッシュの舞台裏には、業界全体のビジネスモデルの変化がある)。したがって、ポータルサイトでの覇権を握ろうと考えるライブドアが、自社で独自の報道機能を持とうとするのも、十分理解できることです。堀江社長が目指しているのは、ブルームバークのような金融、経済に特化した報道機関のようです。しかし、ライブアの本業はM&Aを核としたファイナンス・ビジネスにあるのが、実態といえるのではないでしょうか。そのような会社が、金融情報に特化した報道サービスを始めることには、報道の公平性、中立性という観点から考えて、若干の疑問点は残ります。上場企業であるライブドア関連情報の開示ルールの厳格な運用等、特別に配慮しなくてはならない点も出てくるでしょう。今年の夏に上場を果たしたテレビ東京の筆頭株主は、日経新聞社です。テレ東の場合は、そこら辺はうまくクリアーしたようですが。

しかし、改めて考えてみると、ライブドアと新報道センターとの間の利害相反の問題は、杞憂に過ぎないのかもしれません。基本的にライブドアは、社長の人柄そのものに何でもオープンな会社で、情報開示の透明性に関しては現状でも大きな問題はありません。むしろ、必要以上に公開し過ぎているような印象さえ受けます。そもそもメディア参入を戦略的に進めるのであれば、要員募集を自社のWeb上では行わないのが普通の発想です。そういう場合は、たいてい人材紹介会社を通じた募集を行い、競合他社に自社のビジネス展開を悟られないように、極秘に行うものです。

例えば、冒頭ご紹介したライブドアのWebでは、『ゴルフ場向けカスタマーサポート』が堂々と募集されています。募集要項を見ると、同社がゴルフ場予約ビジネスに参入することが簡単にわかります。要するに、楽天が買収した「GORA」や「GOLFDIGEST」と同じことを始めようというビジネスプランです。まあ、ライブアがここまで自社のビジネスプランを開けっ広げにしてしまえるのも、既存ビジネスの模倣が中心なので、手の内が知れらたところで影響はない、と考えているからなのかもしれませんが。


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コメント

アエラの記事によると、全国に販売網をもつ新聞社に買収提案をしたそうです。

もしかしたら全国紙のM新聞かもしれません。
安藤忠雄氏も「M新聞はいつになったらつぶれるの」とコメントされてました。

今週月曜日発売の週刊現代によると、ライブドアはマスコミ3社に買収を打診したという記事が掲載されてました。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/041028/top_01_01.html

japn times、ビジスタ、それともう1社でした。

ビジスタはちょっとそういう話があったのは認めてます。

実際、webzineの更新が止まってますしね。なんかあったのかな。

http://www.sbpnet.jp/bisista/

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