現在日本の戦略系コンサルティングファームの両雄といえば、マッキンゼーとボストンコンサルティンググループ(BCG)です。マッキンゼーが日本に事務所を開設したの1970年代の初めです。一方、BCGの日本事務所設置は1960年代に遡りますので、日本進出そのものはBCGの方が先行していたことになります。
しかし、その後はスター・コンサルタントの大前研一氏の活躍もあり、両社の日本でのプレゼンスには、大きな開きが生まれてくことになります。
業界トップに大きく水をあけられたBCGは、どのような戦略を実践することで、このような状況を打開し現在の地位を獲得することができたのでしょうか。BCG出身で、現在は百年コンサルティングの代表である、鈴木貴博氏が当時の戦略を解説しています。
情報源は、鈴木貴博のビジネス散歩『ボストンコンサルティンググループが勝ち上がった理由』です。
1987年当時の日本における他の外資系コンサルティングファームは、30人から60人といった規模であった。この規模というのは、欧米の外資系大手のクライアントの日本市場の調査プロジェクトでほそぼそと食べていきながら、あとは本社の赤字補填でなんとか現地組織を維持できる水準であって、多くのファームはなかなかその水準から抜け出すことができずにいる。
ようやく「戦略」が商品になる世の中になっても、日本の大企業クライアントはまずマッキンゼーを選ぼうとする。僕たちが戦っていたのは、まさにそういう競争環境のさなかであった。
業界で圧倒的なナンバーワン企業が中心に存在し、その周りで8社前後の企業が他の市場を食いあっている。我々はどのようなうたい文句でクライアントに働きかけるべきだろうか。