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メディアの専門家が見たライブドア騒動/パソコン通信とSNSの関係

2005年02月25日

今日読んで気になった記事を2つ紹介します。ただし、20~30代前半の方には、あまり興味のない話かもしれません。あらかじめお断りしておきます。 1つ目は、続・ライブドアに勝算はあるのかです。筆者の西正氏は、1958年生まれのシンクタンカーで、現在は日本総合研究所調査部メディア研究センター所長の要職にある方です。記事の基調は、メディア研究の専門家が見たライブドア騒動といった感じです。特にマスコミの狂騒振りとにわか論評を加える評論家の態度を、専門家として一刀両断に斬り捨てています。

普段から経済番組のコメンテーターとしてテレビ出演している「自称」エコノミストの方にも、明らかに専門外の分野にはコメントを控えるだけのプロ意識を持ってほしい。財政からメディアまで幅広い見識をお持ちならともかく、今回のような件でも聞きかじりでコメントしている姿を見ると、ご専門の分野についての見識まで怪しく見えてしまうので、出演を控えてもらうべきだと思われる。

また、ライブドアの堀江社長としても、今回の投資はマネーゲームではないというのなら、もう少し出演する番組を選ぶべきである。プロ野球への参入を表明した時とは違い、予想以上に世論の味方が得られないことに困惑しているのは分かるが、だからと言って、バラエティー番組の中でお笑いネタとして、今回の一連の行動を説明するのは、あまり適当な方法であるとは思えない。投資金額の大きさと、テレビ画面から伝わってくるパフォーマンスの軽さに、ギャップを感じている視聴者も多いのではなかろうか。マネーゲームであると評されてしまうのも、その辺りに理由があるのかもしれないということだ。

一連の騒動に対する一般の人の反応も、その世代により大きく異なる傾向があるようです。端的に言えば、若い世代ほど堀江社長への支持率が高くなります。西氏は40代後半です。フジテレビの日枝久会長が60代、ライブドアの堀江貴文社長が30代ですから、概ねその間に位置することになります。世代的には中立な立場の人の発言と考えていいのではないでしょうか。今回の記事は長文ですが、興味深い内容だと思いますので、一読をお薦めします。

もう1つご紹介するのも、あまり若い人には理解できない記事かもしれません。 パソコン通信のフォーラム仲間と、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で久しぶりに再会したという内容です。情報源は、「パソコン通信」とは何だったのかです。

あまりにもリアルタイムで若過ぎるWebの匿名掲示板は、パソコン通信者にとって存在できる場所ではなかった。ネットワークが、モデムの先から Ethernetの先を意味するようになった頃、パソコン通信世代のユーザーは、インターネットの世界でコミュニティ難民となった。

そんな難民にとって、ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の存在が、インターネット上のNIFTY-Serveに見えたことは想像に難くない。インターネットとはそもそも垣根が取り払われた存在だが、そのなかに改めて垣根を作ったという意味で、画期的であった。

コミュニケーションのスタイルはずいぶん違うが、プライバシーを守りつつ適度な匿名性を持ち、その気になれば個人を特定できるという安全性が、 NIFTY-Serveのモデルとよく似ている。筆者はずいぶん前にNifyを退会しているが、SNSでNIFTY-Serve時代の多くの友人たちと邂逅を果たした。

この記事の筆者の小寺信良氏は、40代前半の映像製作の専門家です。パソコン通信の経験がなくて、インターネットから始めた若い世代の人には理解できない話かもしれません。今回ご紹介したの話題は、オジサン読者に限定した方がよかったでしょうか?


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