Googleサジェストでライブドア、フジテレビ、ニッポン放送の検索ワードを調べてみた
2005年03月12日
前回の投稿『にわか検索フリークとして、新サービス「Googleサジェスト」を試してみた』の続きです。Googleサジェストを使って、現在注目を集めている企業を3社検索してみました。ライブドア、ニッポン放送、 フジテレビです。なお最初にお断りしておきますが、次に紹介する検索結果は、あくまでもサジェストというツールを使って軽い気持ちでやってみたものです。 したがって、導かれる結論も完璧だと言うつもりは毛頭ありません。まあ、身近なツールでリサーチの真似事をした結果の分析程度に考えてもらえば結構です。
最初は、ニッポン放送の結果です。

次は、フジテレビ。

最後はライブドア。
「ニッポン放送」での検索件数、152,000件は、フジテレビとライブドアのちょうど10分の1程度です。また、「アナウンサー」を除けば、検索に使われている言葉はいずれも、今回の買収問題がらみであることがわかります。この結果から、もし買収騒動に巻き込まれていなかったとしたら、ニッポン放送がネットユーザにとっては、関心の低い存在のままであったことが予想できます。
ここで検証したいのは、堀江社長の「ラジオもネットと結びつけば、ビジネスの可能性が広がる」という主張です。現状ではネットユーザのニッポン放送に対する関心はほとんどないので、ライブドアのノウハウを導入すれば、改善の余地が十分にあると期待できます。しかし、全く逆の見方も可能です。ネットと中波のラジオは、ユーザ層が根本的に異なる事実をこの結果が証明しているという解釈です。その解釈が正しいとすれば、ライブドアがどう頑張ろうとも、シナジーは起こりようもありません。
「フジテレビ」の検索数は、1,580,000件と、ライブドアと遜色がありません。検索に使われている言葉も、今回の問題とは無関係のものの方が多いくらいです。 フジテレビは、普段でもネットユーザの関心が高い対象であることが想像できます。 「フジテレビ721」「フジテレビ739」は、同社のCS番組のページです。Google の Page Rank は5のページですので、Livedoor のトップページの7には及びませんが、健闘していると考えていいのではないでしょうか。現在主流の地上波放送はともかく、次世代型のデジタル放送については、ネットユーザも注目している結果が読み取れます。ユーザ層から考えても、ネットとデジタル放送は親和性が高いメディアと推測できるようです。ラジオと違って将来的なシナジー効果にも現実味が感じられます。
このような状況を見る限り、フジテレビの日枝会長の主張「フジテレビもネット事業に取り組んでいる」は、嘘と決めつけることはできません。また、先ほどのホームページには、ディノスのショッピングサイトへのリンクや、番組関係のグッズ、DVD等の販売も行なわれています。そこそこの売上げ実績もあるのではないでしょうか。堀江社長が思うほど、フジテレビも無策なわけではありません。
ライブドアの検索で目を引くのは、「ライブドア証券」「ライブドアブログ」です。ライブドアのビジネスモデルの第一目標は、ポータルサイトとしての集客力をアップすることです。しかし、最終的な目標は、あくまでも自社の有料サービスのユーザ数を増やして、収益化することにあります。Google で「証券」「ブログ」といった独立したサービス名で検索される回数が増えるのも、好ましいことです。自社のポータル・ユーザ以外にも、ライブドアのサービスが認知され始めた証拠ですから。
「Googleサジェスト」を使ってみての結論は、フジテレビもネット上でそれなりのプレゼンスがあるということにします。しかし堀江社長の目には、現在のフジテレビのネット事業の取り組みは、内容、スピードともに不十分と映るのでしょう。一方、それなりのことはやっているとの自負のあるフジテレビ側が、具体性に欠けるライブドアからの業務提携の提案に魅力を感じないのも当然でしょう。まあ、思いがけないプランをライブドアが持っている可能性もゼロではないので、フジテレビも話し合いのテーブルにつくぐらいの度量は示すべきだとは思います。話を聞いた上で、ライブドアの提案に価値がないと判断すれば、改めて拒絶すればいいだけのことです。
【おまけ】
ここまで読んでもらった人だけに告白しておきます。実はこの検索結果の信憑性とタイムリーさにかなり疑いを持っています。「フジテレビ 中村仁美」があるのに、「フジテレビ 里谷多英」がないのが、不気味です。プルダウンメニューの並びも、検索件数の降順ではないですし、一定の法則性がありません。もしかしたら、もっとビッグなキーワードが漏れているのかもしれません。何しろベータ版のサービスですから、どんな間違いもありえます。
元データが間違っていると、上の結論は何の意味もないことになります(汗)。チョット実験して、チョット推論を働かせた暇人がいたということで、許してください。この投稿を書くのに結構時間を費やしたので、没にするのは忍びなかったのです。m(_ _;)m
★この記事が面白いと思った人は『人気ブログランキング』をクリックしてください。
眞鍋かをり効果でランキングやや好転していますが、引き続きご支援をお願いします。
【本件に関連した投稿】
- 戦略的思考法関連の書籍は こちらのページです。
- ロジカル・シンキング関連の書籍は、 こちらのページです。
- 問題分析・解決法関連の書籍は、 こちらのページです。
- 意思決定論・決断力関連の書籍は、 こちらのページです。
- 数学的思考・発想関連の書籍は、 こちらのページです。
- ゲーム理論関連の書籍は、 こちらのページです。

