次なるビジネス・フロンティアRSS連動広告をリードするのは「RSS広告社」?
2005年04月26日
元来は個人の日記という形で生まれたブログですが、いまやそのビジネス面での利用の可能性を疑う人もいません。さらに一歩進んで、RSSフィードをビジネスに活用する動きも活発化しています。最初は、RSSによりニュースサイトのアクセス数が大幅にアップしたという米国の事例をご紹介します。 情報源は、RSSフィード配信で月間590万ページビューを獲得です。
RSSフィード配信により月間590万ページビューを呼び込んだ。NYTimes.comが,18日発表のプレスリリースの中で明らかにしたことだ。これは,RSSフィードサービスにより上乗せできたページビューである。
今年3月の月間590万ページビューは,1年前の3月に比べ342%増で,前月に比べても39%も増えたことになる。記事のRSSフィード配信が,客寄せに威力を発揮し始めている。NYTimes.comのRSSフィードはカテゴリー別に行っている。最近ではObituaries(死亡記事)と Television Newsの二つが加わり,4月18日現在,下の一覧表に示すように32種に分けて配信している。人気のあるカテゴリーはBusinessと Washingtonである。
新聞といえば、見出しとリード文が命です。簡潔なスペースの中で、いかに読者の目をひきつけるかが競合との勝負となります。この新聞紙面の見出しとリード文と同じ役割を担うものが、RSSフィードといえます。そう考えれば、RSSがニュースサイトに占める重要性は、他のサイトより大きいことが理解できます。
今後はRSS間での競争も熾烈化するのではないでしょうか。そうなると、心配になるのは過度の競争がもたらす弊害です。たいした中身ではないのにもかかわらず、センセーショナルなタイトルとリード文を送ってくるサイトも現れるのではないでしょうか。この点は、一般のスポーツ紙や女性週刊誌がかかえる問題と一緒です。
日本でもRSSを核にしたニュービジネスを展開する企業も既に現れています。 情報源は、『ブログビジネス、本格化』(2005年4月25日 日経産業新聞 1面)です。
ネットビジネス育成のネットエイジグループ(東京・渋谷、西川潔社長)は、ブログ関連ビジネスに参入する。ブログを使った広告配信を手掛けるRSS広告社、イントラネット向けブログ構築のブログエンジンの2社を設立した。2社の設立を皮切りに、ブログ関連市場に積極投資する。
RSS広告社(資本金1千万円、田中弦社長)が手掛けるブログ向け広告配信は、ブログ記事の見出し、要約などをまとめたRSSに広告を挿入する。個人向けブログ作成サービスを提供するポータルサイトなどと広告配信契約を結び、個人が作成するブログなどに広告を配信する。
RSS広告は記事の要約を解析するため、ページ全体を解析して内容に適した広告を配信するコンテンツ連動広告より、内容に適した広告を配信できるという。
RSS閲覧サービスはヤフーなどが提供している。米マイクロソフトは、2006年にも発売する次期OSに、RSS閲覧機能を標準搭載する予定で、これを機にRSSの利用者は急増する見込みだ。
グーグルの AdSense でおなじみの記事連動型広告のRSS版の登場です。ネットエイジグループは、既にBLOGNAVIで RSS広告の試験サービスを開始しているようです。
MSのLonghorn で RSSリーダーが標準で実装されることになれば、RSSの注目度がアップされてくることは間違いないでしょう。RSS広告社は、そのものズバリの社名を獲得したという点では、アドバンテージがあります。先日サイバーエージェントの藤田晋社長が、現在の社名では何をやっている会社がわかりにくいという問題があることを、テレビで告白していましたから。
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