ボーダフォンの「タイガー&ドラゴン」人気便乗CMの投入タイミングは?
2005年06月11日
まずは、日本市場で苦戦が続くボーダフォン会長の津田志郎氏のインタビュー記事を紹介します。 情報源は、『「第3世代」で巻き返し』(2005/06/08 日経流通新聞MJ 7面)です。
「3三G(第3世代携帯電話)は基地局を5400カ所増設し、弱点だった通話エリア(の狭さ)も相当解消される」と自信を見せるのはボーダフォンの津田志郎会長(59)。携帯大手3社の中では3Gの出遅れなどで一人負けの印象もあるが、「2005年は反転攻勢をかける」という。
6月からメール送受信定額制を始め、11月には国内携帯電話で初の家族間通話定額制も導入するなど営業面も積極的。ただ、こんな料金競争は「他社の対抗上導入しただけ」と消極的。2006年3月期の業績予想も「厳しい状況に違いない」といい、意気込みが数字に結びつきにくい市場環境に渋い表情だった。
そんなボーダフォンですが、マーケティング面でも新たな強化策を発表しています。情報源は、ボーダフォン新CMキャラにV6岡田さんと伊東美咲さんです。
ボーダフォンは、新しいCMキャラクターとしてV6の岡田准一さんと伊東美咲さんを起用すると発表した。「ボーダーを越える、ボーダフォン」キャンペーンで、新しいテレビコマーシャルや雑誌広告、交通広告などに順次登場する。
「チャレンジ精神を大事にするボーダフォンとして、新しいことに取り組む前向きな姿勢を持っている2人を選んだ」(ボーダフォン広報部)
伊東さんが出演するテレビコマーシャルは6月下旬以降、岡田さんが出演するテレビコマーシャルは7月中旬以降に放映する予定。新聞、雑誌の広告は6月中旬以降展開される。
ボーダーフォンのCMキャラクターに決まった伊東美咲と岡田准一の名前を聞いて、ピンときました。2人は、現在TBS系列で金曜10時から放送中のドラマ『タイガー&ドラゴン』(宮藤官九郎脚本)で競演中です。ボーダフォンはこのドラマの人気にあやかろうという魂胆でしょう。
そう思って、今晩の放送を見たころ、スポンサーの1つがボーダフォンであることもわかりました。ドラマ人気への便乗はますますもって明らかです。CFの方もドラマと同じ宮藤官九郎が作ってくれると、楽しいものになりそうだと、期待はふくらみます。実際はそんなことはありえないと思いますが....
ここで1つの疑問が湧いてきました。普通ドラマは1クール(3ヶ月)で放送終了です。そうなると、4月スタートの『タイガー&ドラゴン』も6月末で終わることになります。ドラマ人気への便乗が狙いなら、6月下旬からのCMスタートでは間に合いません!
冒頭の記事でもわかるように、現在のボーダフォンの低迷の大きな理由の1つは、3G端末の投入で競合他社から遅れをとったからです。今回の新しいCMのスタートも、ドラマ放送期間を考えると間の悪さを感じさせます。大事な勝負時のタイミングを逃してしまうことが、ボーダフォンの敗因なのではないでしょうか?
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ボーダフォンは、新しいCMキャラクターとしてV6の岡田准一さんと伊東美咲さんを起用すると発表した。「ボーダーを越える、ボーダフォン」キャンペーンで、新しいテレビコマーシャルや雑誌広告、交通広告などに順次登場する。
