ニューヨークで開催中のセックス博物館は、熱海秘宝館とどう違う
2005年06月21日
最初に申し上げてあげておきますが、今回の投稿は人類の欲望と科学技術の進歩の関係を考察することを目的とした極めて高尚な内容です。アクセス数が急減しているとか、『人気ブログランキング』で大きく落ち込んでいるとかの理由から、困ったときのシモネタ頼り作戦に出たわけでは決してありませんので、誤解をされないようにお願いします。
さて、新たな技術の登場により新たな用途が生まれ、その結果高度化した欲求がさらなる技術革新を必要するようになるといった、いわゆるプラスのスパイルの関係にあるのが、技術革新と人間の欲求との関係です。
マズローの欲求5段階説によれば、人間の欲求は下位の階層に属するものほど、解決への動機付けの力は大きくなると言われています。この中で、最下層の第1段階に位置づけられるのが、食欲、睡眠、性欲などの「生存の欲求」です。
以上のことから考えると、今日の科学進歩の発展は人類のあくなき性的欲望がもたらしたものである、という仮説が成立することになります。この性欲と技術との関係を実証することを目的として、極めて学術的な価値の高い(たぶん)展覧会が米国で開催されています。 情報源は、セックス博物館で「セックス関連特許展」が開催中(上)です。
ニューヨークの『セックス博物館』で開催中の『米特許庁セックス発明品展』では、ビクトリア朝時代[19世紀半ばから20世紀初頭]に発明された性行動を抑制する器具が紹介され、1970年代から80年代にかけて性的快楽を高める目的で出願された器具と著しい対照を成している。
たとえば、ペニスを包み込み、小さな留め金で陰毛につなぎとめるという奇妙な器具がある。寝ている間に勃起すると留め金部分の陰毛が引っ張られる。そこで目が覚めるので、器具の装着者は夢精しないで済むというわけだ。1889年、米特許庁はこの天才的な発明を認可した。
1970年代以降になると、この展示会で紹介されている特許はすべて、性生活の向上を目的とするものになり、セックスを抑制するような器具は姿を消す。そして1984年には、就寝中に勃起したペニスの長さと太さを測定する装置に関して、少なくとも2つの特許が認められている。もちろん、これらの装置には鋭くとがった金属棒などついていない。
セックス博物館で常設展示品を管理するジョン・E・バルマー氏は、特許を認められたアイディアのうち、どれが製品化されたか、そもそも製品化されたものがあったのかは、把握していないと語る。「しかし、セックスを高めたり妨害したりする器具を創り出す事業は、米国の起業精神の大きな部分を占めている」とバルマー氏は語る。
やはり私が期待した通り「性的欲求が米国の起業家精神の原動力」といった高邁な結論になっています。しかし、性的欲求も起業家精神も米国人特有のものではないはずです。そこで日本の偉大な発明家を探してみました。
日本が世界に誇る大発明家といえば、ドクター中松こと、中松義郎博士です。当然、ドクター中松も人類の性生活向上のために立派な製品を発明してくれています。なお、この製品が特許を取得しているかどうかは定かではありませんが....
今回は、ニューヨークで開催中の『米特許庁セックス発明品展』という高尚な話題をとりあげました。洋モノはちょっと抵抗があるという方にお奨めなのが、「熱海秘宝館」です。国宝級の展示物が年中無休で見られるというありがたい博物館で、わが国の民俗文化を知る上では貴重な存在です。おそらく柳田国男先生も存命であれば、泣いて喜んだことでしょう。
なお、同趣旨の民俗学博物館としては、『沼津秘宝館』もありましたが、こちらの方は残念ながら閉館となった模様です。もっと、日本の秘宝系民間伝承に興味のある人には、ニッポンの歩き方に詳しい情報がありますので、参考にしてください。
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