各省庁がフィッシングを注意喚起する中、お気楽財務省はフィッシングゲーム?
2005年08月18日
フィッシング詐欺に対する警戒が高まっている影響でしょうか、「フィッシング」を google で検索した結果の順位では、 phishing 関連が fishing 関連よりも上位に来るようになりました。いまやフィッシング対策も、官民が協力して取り組むべきサイバー犯罪の1つです。特に被害に遭う危険性が高いと予想されるの夏休み期間中は行政側でも、警察庁以下、総務省、経済産業省、金融庁などが、ユーザへの注意を喚起しています。
もう1つ各省庁が競うように力を入れているのが、ホームページを使った子供への啓蒙活動です。情報源は、『今、官庁のホームがアツい!国の仕事はゲームで学べ!』(R25 2005年8/19-8/25号 11ページ)です。
堅い内容だけでなく、近ごろは各省庁独自のゲームやクイズがあって、なかなかおもしろいんです。
例えば、財務省のクイズコーナーは、税金を払わない国民"どらニャーゴ"を子供たちが説得しに行くというストリー仕立て。正解すると¥袋に囲まれたキャラクターがニッコリ。
年金、酒税、たばこ税などとかかれたお魚を釣るフィッシィングゲームでは、税金魚を釣上げると子供たちが「ヤッター!!」と大喜びしてくれるので、色んな意味で大人も楽しめます(笑)。
これが財務省のゴー!ゴー!ふぁいなんす★タウンにある『ふぁいなんす★フィッシング』というゲームです。
この時期にフィッシング・ゲームというのはいかがなものでしょうか? 子供が日記に「今日はパソコンでフィッシングをして遊びました。お父さんはとてもフィッシングが上手で、大量の獲物を引っ掛けました」と書いたりすると、いらぬ誤解を招くおそれもあります。クレーン・ゲームあたりにしておいた方が無難でしょう。
ついでに、各省庁のホームページに相応しい子供向けのゲームを考えました。
- 経済産業省『裏金インサイダー取引ゲーム』:普通の人には手に入らない秘密の情報を使ってお金を増やすゲームです。手段を選ばず「勝ち組」になるための経済感覚が身につきます。
- 国土交通省『橋梁談合ゲーム』:1人でも簡単に造れる橋を皆で分担してなるべく時間をかけて造るゲームです。参加メンバーに公平に割り当てることができれば、お友達と仲良くする秘訣が学習できます。
冗談はさておき、本当の省庁関連の子供向け啓発サイトには、次のようなゲームがあります。
- 首相官邸キッズルーム
- 国税庁キッズページ「忍たまワールド」
- 気象庁「はれるんランド」プレイルーム
- 海上保安庁キッズルーム
- 内閣府「21世紀キッズタウン」
- 環境省「こどもエコクラブのチャレンジコーナー」
- 国土交通省「みんなののりものチャレンジコーナー」
各省庁とも子供の興味を引くようなサイト作りに予想以上に努力しています。その点では評価してあげてもいいと思います。それでは教育を主管している文部科学省のホームページはどうなっているのでしょうか?
確かにこどもページはあるのですが、ゲームといった遊びの要素はありません。他の省庁に比ても、中身もかなり堅い印象を受けます。お膝元であるはずの文科省こそ、もっと楽しめるページを考えるべきでしょう。同省の役人の発想を変えることが、日本の教育行政の最大の課題であることがよくわかります。
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