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経済小説の主人公に学ぶ危機の乗り越え方と心構え

2005年08月24日

今週発売の週刊ダイヤモンドに『誰でも起きうるトラブル対処法50』という特集記事が掲載されました。内容は、ビジネスや日常生活で発生しそうな典型的なトラブルに対する対処法を、弁護氏をはじめとした各界の専門家が指南するものです。

ビジネス上のトラブルとしては、「突然、会社から解雇を申し渡されたら」「会社の不正を糾すために内部告発するには」「部下の様子が変で"社内うつ"かなと思ったら」「セクハラ行為で訴えられてしまった」などが、取り上げられています。

また、プライベートの方は、「やっていないのに電車内で、痴漢に間違えられたら」「インターネットの匿名掲示板などで名誉毀損されたら」「配偶者に浮気がバレてしまったら」「成人女性と援助交際をしてしまったら」などを紹介しています。

ビジネスマンにとっての身近なトラブル対策が網羅されていますので、この種のトラブルに遇う可能性の高い人は(そうでない人も心構えとして)、一読されることをお勧めします。

特集記事の中で、東京経済大学経済学部教授・堺憲一氏が解説した『経済小説の主人公に学ぶ危機の乗り越え方と心構え』(週刊ダイヤモンド 2005年8月27日号 42~43ページ)を次に紹介します。

企業や組織で働いていると、時として、どのように行動・対処すればいいのかわからなくなってしまうことが起きる。ここでは「左遷」「上司の仕打ち」「ダーティな業務」「派閥争い」という4つの“危機”を扱った経済小説を紹介しよう。そのなかで、登場人物がどのように考え、どう行動し、その結果どうなったのか。

経済小説を通して、そうした課題に切り込めば、登場人物のきめの細かい心理・行動描写のなかに、読者が現実的な対処方法を考えるヒントが隠されている。

【左遷を言い渡されたら】

虚構の城
4101303169高杉 良

新潮社 2000-01
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star笑った・・・(;´Д`)ハァハァ 

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左遷
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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
4101104263山崎 豊子

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star一人でも多くの人が読むべきです
starあのとき何があったのか・・・
star旧態然とした組織の中で荒波に揉まれる主人公の運命は?

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忘れられたオフィス
4062036045植田 草介

講談社 1987-11
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【上司の仕打ちに耐えかねたら】

非情銀行
4101462216江上 剛

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starこれが大銀行の内情かと思うと未来は暗い・・・

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【ダーティな業務を押し付けられたら】

裏金
4198916055清水 一行

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starゼネコン疑惑の裏を暴く

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巨大証券の犯罪―株の罠
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銀の虚城(ホテル)
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高卒副頭取
4062634465江波戸 哲夫

講談社 1997-02
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【派閥争いに巻き込まれたら】

重役室25時
4198913005山田 智彦

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こうして並べてみると、ここで紹介されている本はどれもかなり昔のものばかりという感じかします。経済小説というジャンルが読まれる機会の少なくたった近年では、これらに代わる良著も見つからないという状況を反映しているのでしょう。

登場する企業も、銀行、証券、商社、ゼネコンといったかつて隆盛を極めた業種に偏っているという印象も受けます。当時の常識では、巨悪を代表する企業といえば、ここら辺の業種が通り相場だったのでしょうね。

ブログや自著を通じて社長がビジネスを語ることが普通になった今では、このような小説に頼らなくても実態がよくわかるようになりました。また、企業側が漏らしたくない裏情報もネットで内部告発できるような環境も整いつつあります。独自取材をベースに隠れた実情に迫ることで意味のあった経済小説が成り立つのも難しい世の中になったのでしょう。


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コメント

私のオススメする経済小説は、
小林真一【炎の商社マン】です!!
最近発売されたばかりみたいなんですけど、
今までの経済小説とは違う、
かなり文学性の高い作品だと思います。
経済には疎い私でも、主人公の中原のキャラクターにすっかり惹きこまれ、すぐに読みきってしまいました。
今の世の中、中原のように下剋上をおこせる人間は何人いるのでしょう。

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