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ネットで活躍の場を見つけたティーザー広告(謎の2足歩行ロボットとトヨタ新製品)

2005年12月13日

米国版Gozilla(ゴジラ)ではティーザー(じらし)広告が使われて、なかなかその全体像を見ることができませんでした。今週公開のキングコングの方は、そんな悠長な方法は採られなかったいません。全篇CGで作成したその雄姿を、公開前から拝むことができます。それでは、ティザー広告は下火になったのかというと、そんなことはありません。口コミに強いネット・マーケティングでは、結構使われています。例えば、謎の2足歩行ロボットのプロモーションにも使われています。情報源は、謎の「キヨモリ」、来週デビュー)です。

甲冑を身にまとい、腰には刀――ロボットメーカーのテムザックが公開したティザー(予告)サイトが話題を集めている。「キヨモリ」と呼ばれる謎の影は、どうやら新型のロボットのようだ。

Webサイトには、「2005年12月12日、福岡県の宗像大社から世界へ歩みはじめる」とある。同社に問い合わせると「新型の二足歩行ロボット」であることはあっさり認めた。しかし情報はそこまで。なぜ甲冑姿なのか。なぜ神社なのか。なぜ「キヨモリ」なのか? ツッコミどころ 謎が満載の新型は来週デビューだ。

この記事が掲載されたのは12月8日なので、予告サイトはすでにティーザーの役目を終えて、全貌が明らかになっています。記事の予想通り和風(?)ロボットでした。

ネタばれしているティーザーサイトを紹介しても、あまり意味がないので、現在進行中のものも紹介します。仕込んでいるのは世界のトヨタです。 情報源は、トヨタ:今月発売の新商品をウェブサイトでPRです。

トヨタは26日に発売する新商品をPRするウェブサイトを立ち上げた。「トヨタミュージックプレーヤー」と題したサイトは、新商品が何であるかを明記していない。街頭キャンペーンなどを通じて情報を小出しする「ティーザー広告」と呼ばれる手法で、ネット上では早くも「自動車メーカーのトヨタがミュージックプレーヤーを販売か?」などと話題を集めている。

サイトは鮮やかなブルーの背景に音符マークを表示。トヨタによれば新商品のシンボルマークだという。トップページには発売までのカウントダウンが表示されているが、肝心の新商品の商品情報は一切なく、関心のあるユーザーは毎日少しずつ明らかにされる情報を求めて繰り返しアクセスしたくなるしかけだ。

トヨタのサイトは始まったばかりなので、かいもく見当もつかない状態です。逆に、ヒントがなさ過ぎて面白くないとも言えます。この程度の出し方で、どの程度話題になるのでしょうか? まあ、勝負はこれからでしょう。

一方、世界のソニーの広告(ティーザーではありません)の方は、ネットで総スカン状態です。情報源は、「落書き」を使ったソニーの『PSP』広告が不評です。

流行に敏感な都会生活者に携帯ゲーム機『プレイステーション・ポータブル』(PSP) を売り込もうと、ソニーは米国の主な都市で落書きアート(グラフィティー)のアーティストたちを雇い、PSPを使って遊んでいる子どもたちのシンプルで象徴的な絵を、建物の壁にスプレーで描かせた。しかし、このゲリラ的なマーケティング作戦は、ソニーが勝ち抜くために必死になっていることの現れだとして、ストリートの流行に精通した人々からは嘲笑の声も出ているようだ。

サンフランシスコでは、これに批判的な人々が、ソニーの広告に自分自身の表現をスプレーで描き加えることによって不支持を示している。自由奔放な雰囲気で知られるサンフランシスコのミッション地区にあり、バイク乗りや自転車メッセンジャーが集まるビアガーデンの外壁では、描かれた子ども全員が何者かにスプレーで塗りつぶされ、『ADVERTISING DIRECTED AT YOUR COUNTER CULTURE』(カウンターカルチャーに向けられた広告)というコメントが添えられた。

Reactions to the Sony PSP Campaign には、批判の声が集まっています。依然として不調が伝えられるソニーですが、広告でも消費者の反応を読み間違えたのでしょうか? 一方では、悪い話でも話題に上れば成功という考え方もあります。結果は米国市場でのPSPの販売実績で判断するしかないでしょう。


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