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謎の2足歩行ロボット「キヨモリ」出陣2日目にしてホンダのアシモに一蹴される?

2005年12月14日

ティーザー広告の予定通り、新型2足歩行ロボットの「キヨモリ」がそのベールを脱ぎました。情報源は、「キヨモリ」出陣です。

テムザックは12月12日、新型の2足歩行ロボット「キヨモリ」を発表した。また同日、福岡県宗像市にある宗像大社辺津宮に同社のロボットが参拝し、ロボットの安全とロボット産業の隆盛を祈願した。

キヨモリは、外装に甲冑を使用した等身大のロボットだ。全高は160センチ(甲冑の鍬形を含めると185センチ)、重量は74キロで、全身に39の自由度を持つ。

また、骨盤の2自由度回転運動を利用して、歩行時にひざの曲げ伸ばしができるため、さらに人間に近い歩行スタイルになったという。早稲田大学高西研究室と共同開発した。

テムザックのプレスリリースにある「キヨモリの役割」は、次のようなものです。

ロボット開発技術力の向上、そしてテムザックのフラッグシップとしての役割を果たします。テムザックの開発技術のイメージリーダーとして、そして、世界に羽ばたいていくための橋渡しとなるべく開発しました。いま、キヨモリが「ロボット文明」という日本で生まれた新しい文明を世界へ広げていきます。

残念ながら、テムザックがキヨモリに寄せる熱い思いは、マスコミ各社には伝わらなかったようです。私が知る限り、キヨモリの初陣を取り上げた記事はありません。大手マスメディアがこぞって報道したのは、翌日に発表されたこちらのロボットです。 情報源は、ASIMO の走りに磨き---速度向上、旋回もです。

ホンダは13日、走る速度を2倍に引き上げるなど1年前より大幅に進化した新型『ASIMO』を発表した。

昨年12月に3km/hで走る機能を開発していたが、人間の早足歩行とほぼ同じ6km/hでの走りや旋回しながらの走行も可能になった。

また人間との同調機能も高められ、人と手をつないで一緒に歩けるようになった。さらに、ワゴンを押しながら運搬作業もこなす。

これにより、受付案内や書類などのデリバリーサービスを自動で行なうことができる。ホンダはヒューマノイドロボットとしての「身体能力に関しては、所期の目標を達成できた」としている。

マスコミがアシモの方を注目するのも当然です。キヨモリがやっと膝を曲げて歩けるようになったと言っているところに、アシモはサクサクと走って見せたのですから、勝負になりません。それでは、キヨモリを発表したテムザックの技術は、全く価値がないのでしょうか?

そんなことは決してありません。テムザックは、従業員わずか26人の中小企業(零細企業?)です。そもそも世界のホンダと比べることには、意味がありません。北九州に本社を置く同社は、地方の技術開発型ベンチャー企業として、その健闘ぶりが注目されています。情報源は、元気印中小企業です。

今年2月、福岡県内の商店街にロボットが現れた。同県などが認定を受けた「ロボット開発・実証実験特区」に基づき、国内で初めて公道でのロボット走行実験を行った。道行くお年寄りが目を丸くし、遠巻きに見ていた子供たちが恐る恐るロボットに近づいていく-。“ロボットが身近にいる生活”がもうそこまでやってきていることを感じさせる光景だった。

この実験で活躍したような実用性の高いロボットを次々と生み出しているベンチャー企業が、北九州市に本社を置くテムザックだ。父親が営んでいた会社を引き継いだ高本陽一社長は、93年に自社用の受け付けロボットを完成。これをきっかけにロボットの開発にのめり込み、2000年にはロボット開発専業の新会社、テムザックを設立した。

多くの中小企業と同様、同社も資金面が経営上の最大の課題だ。ロボット開発には、材料費だけでも億単位の資金が必要になる。100億円単位で開発費を投入しているソニーやホンダに負けない技術レベルを保つために、テムザックは周辺の企業や大学との連合軍を結成している。レベルの高い製造業者や研究者が集積している“モノづくりのまち”北九州ならではの環境をフルに生かし、独創的なロボットの開発を続けている。

大企業にはできない分野での、テムザックのユニークな地域密着型の活動に期待しましょう。とは言うものの、新型ロボットが鎧を着なければならなかった理由は、私にはよく理解できません。外装面まで手が回らなかった末の苦肉の策でしょうか?



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ロボットが日本を救う―開発から40年のパイオニアが語るロボットの近未来中山 眞

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