小学生の勉強嫌い、特に深刻な理数系学科離れが、怪しげなニセ科学が横行する遠因と考えた投稿をしました(怪しい学説すべてをニセ科学と切り捨てられないグレーゾーンの難しさ)。この傾向を反映して、高校生が理数系の学部への大学進学を敬遠する動きも顕著となってます。さらに学年が進んで、理工系学部の最難関東京大学理科一類の学生の専門課程の進路選択にも、大きな変化が見られてきました。情報源は、東大で電子工学の人気が急落中です。
あるニュースが、エレクトロニクス業界関係者にショックを与えている。東京大学の進学振分け、通称「進振り」での異変だ。工学部の学科の中で、「電気電子」の志願者ボーダラインが最低水準に落ち込んだのである。
東大では、1~2年の教養課程で修めた成績によって、専門課程への進学先が振り分けられる。激しい受験戦争を勝ち抜いても、大学に入ってからがまた大変。希望の学科に進むためには勉強を怠けることができない。とはいえ、主として理工学系に進む理科1類の学生でも、成績さえ良ければ文系学科に進路変更することもできる柔軟なシステムでもある。
東大工学部では、その時代の業界ごとの景況などによって人気が大きく変わってきた。筆者が学生だった20~30年前は、応用物理や建築の人気が高く、かつては花形だった船舶や金属、鉱山などは人気が落ちる一方という具合だ。そうした中で、電気電子は過去一貫して超人気、超難関のコースであり、 100点満点で80点近い成績が要求されたのである。
ところが今年、ボーダーラインが60点前後にまで急落したのである。これは「落第」の50点に近い点数だ。これまでにも、東大生の就職におけるエレクトロニクス離れ現象はあった。ある大手エレクトロニクスメーカーで内定者の入社辞退が大量発生したり、就職人気ランキングで上位から脱落するなど、学生だって世の潮目というものを敏感に読み取りながら自分自身の進路を決めている。
ただし、教養課程の学生が電気電子分野を敬遠するという傾向がこれほど顕著になったのは初めてのことである。東大生の電気電子離れをどう解釈すればよいのか――。
エレクトロニクスは、成長の見込みのない斜陽産業になるというのだろうか。あるいは、学問の世界でも、電子工学は、魅力が無くなってきたというのだろうか。しかし、これからの世の中でエレクトロニクスが果たす役割はまだまだ大きいようにも思う。それにもかかわらず、東大の電気電子にも、“ダメ学生”が増えてくるとしたら、これは大変なことだ。産業界だけでなく、官も学も見過ごすことのできない負の徴候である。
学生の進路動向が示すように、日本のエレクトロニクス産業の状況はお先真っ暗なのでしょうか。

今や日本の完全なライバルとなった韓国と日本は、薄型ディスプレイの開発の分野でも凌ぎを削っています。宿敵韓国サムスン電子の記録を抜いて、世界最大のプラズマテレビ(103インチ)を発表したのが松下電器です。量販体制も整い、今年度後半から市場に投入することが
正式に発表されました。
さらに、本日発表された半導体のインテルの2006年第1四半期の決算でも、日本市場での売り上げの好調振りが現れています。情報源は、米Intelの2006年Q1決算は減収減益,日本以外が不調です。