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グーグル対マイクロソフト IE7のデフォルト検索窓を巡る仁義なき戦い

2006年05月10日

検索エンジン戦争で、グーグル、ヤフーに大きく水をあけられているマイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、グーグルに対してはもはや敵意を隠そうともしません。反面、ゲイツ氏がヤフーに対して比較的寛容に見える理由は、この投稿の最後にわかります。情報源は、ビル・ゲイツ氏:「グーグルの独走は許さない」です。

Gates氏はまた、Googleが「検索および広告に関して素晴らしい仕事をしてきた」と述べて、ライバルの功績を認めた。しかし同氏は、現在の検索にはまだ宝探しのような部分があまりに多いとする自分の考えを繰り返し、もっと優れたものを準備すると約束した。

「われわれは、数多くの分野で(Google)より優れた活動を展開することにより、Googleに不公正な活動をさせないようにする」(Gates氏)

一方、ゲイツ氏に攻撃を受けたグーグルも黙ってはいません。グーグルが槍玉に挙げたのは先頃2番目のベータ版が公開された次期ブラウザ、IEバージョン7です。ツールバーの右端にある検索窓のデフォルトがマイクロソフトのMSNサーチに設定されていることに、グーグルが噛みついたのです。 情報源は、 米Google,「IE 7」の検索機能を非難です。

米Googleは1カ月前,米Microsoftが次期Webブラウザ「Internet Explorer(IE)7」に搭載するインターネット検索機能について,「検索サービス『MSN Search』の利用を不当に推進している」との苦情を米司法省(DOJ)と欧州連合(EU)に訴えた。Googleは「DOJとEUの独占禁止法(独禁法)担当者は,今回のIE 7におけるMSN対応と,Microsoftが10年前に米Netscape Communicationsから喫した手ひどい敗北とのあいだに類似点を見出す」と考えているようだ。

Google副社長のMarissa Mayer氏は「市場では検索機能にオープンな選択が望まれている。企業は提供する検索サービスの質でユーザーを取り合わなければならない」と述べる。「MicrosoftがMSNをデフォルトの検索サービスとして設定する行為は,正しいとは思えない。ユーザーに選ばせるべきだろう」(Mayer氏)。

デフォルトでMSNに設定されているとはいえ、IE7ではユーザがGoogleを含む6つの検索エンジンを選べるオプションも実装されています。しかし、グーグルがデフォルトの設定にこだわるのは、「この検索窓(が付いたIE 7)が出回った場合、30-50%のユーザーがそれを使う」と推定しているからです(グーグルvsMS--IE 7の「検索窓」で応酬か)。

実は私自身も、熾烈化するIEの検索窓を巡る争いの影響と思える現象を発見しました。日本のグーグルが今月から普及に力を入れ始めたのが、画像編集ソフト「picasa」です。無料ソフトとしては機能もそこそこ充実したものです。PCインストール型のソフトですが、下記のバナーをクリックして試してみてください。アフィリエイトになっているので、特にお願いします (^.^)。



これがpicasaのセットアップ画面です。一番下の部分をよくご覧下さい。

picasa2のセットアップ画面

「Google を Internet Explorer でデフォルトの検索エンジンにする」とあり、ウィザードでは5つのチェックボックスは、デフォルトですべてオンになっています。 5つの項目のうち、4つまではpicasaの設定に関係するものですが、最後の検索エンジンの設定は本来何の関係もないはずです。

デフォルトの検索エンジンが何であろうと、picasaの動作には全く影響しません。どさくさ紛れに、IEの検索窓をグーグルにひっくり返すことを狙ったのだと想像できます。

グーグルがこのような策を弄してまで、検索窓の陣取りに必死な背景には、IE7の正式リリース前にユーザをグーグルに慣れさせてしまおう、という目論見があるのではないでしょうか? それだけMSNがデフォルト設定されるIE7の登場を、脅威に感じている証拠かもしれません。

今回はグーグル対マイクロソフトの仁義なき戦いを取り上げたわけですが、最後に検索エンジン三国志のもう1人の役者ヤフーの登場です。ウォールストリートジャーナルでは、昨年に「米Microsoft,米Google対抗策として米Yahoo!の買収を検討」といった動きがあったことを暴露しています。「敵の敵は味方」と考えるのは競争戦略の基本とは言え、実現性の低そうな提携話ではあります。



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