サプライズ・ゼロのボーダフォンの新社名決定から色々と妄想してみる
2006年05月18日
ソフトバンクが英ボーダフォン本社から買収した携帯電話会社の新しい社名が、本日正式に発表されました(ボーダフォン株式会社の商号変更について)。大方の予想通り、「ソフトバンクモバイル株式会社(英文表記:SOFTBANK MOBILE Corp.)」で、ノーサプライズという結果です。
事前に行われたアンケート調査では、携帯電話会社の名前に「ソフトバンク」を付けることに強いアレルギーを示す消費者が多いことが明らかになっていたました( ソフトバンクは携帯ビジネスのチェンジ・エージェント? それともラビット?)。特に反感を持つ比率の高かったのが現ボーダフォン・ユーザなので、今回の発表に落胆している人も少なくないことが想像できます。
なお今回の発表では、サービスブランド名の発表はありませんでした。KDDIのAUのように、社名とは別のブランド名称を使うことも十分に考えられます。サービスの内容を含めた詳細は、実際に社名が変更される10月が近づけばいずれ明らかになることでしょう。
以下はこの新社名から思いついたことです。おそらく新会社は、略称として「SBモバイル」当たりで呼ばれることが多くなるのではないでしょうか。現在、 日本通信という会社が提供するbモバイルという携帯電話関連のサービスが既に存在しています。
日本初のMVNO(仮想移動体通信事業者)のベンチャーである日本通信は、名前負けと言われるのも恐れずに、「日本の通信会社の代表ともとれる」大胆な社名を使っています。それなりにブランド名には、こだわりを持っている会社だと想像できます。
そんな日本通信にとっては、長年使用してきたbモバイルというブランド名が一挙に消し飛んでしまうような、SBモバイルが登場したことになります。同社のマーケティング担当者も、ソフトバンクの新会社の社名を恨めしく思っているのではないでしょうか?
続いて、英文社名 SOFTBANK MOBILE Corp. の略称についても考えてみました。こちらは頭文字を取って、おそらくSBMCあたりになりそうです。これと類似しているのは、三井住友銀行の英文名称(Sumitomo Mitsui Banking Corporation)の略称SMBCです。
三井住友の場合は、日本語名での三井・住友の順番が、英語名になると住友・三井に逆転していることがわかります。日英で表記が変わるというのは、三井が姓で住友が名前だからでしょうか? このため和証券グループと三井住友フィナンシャルグループが作った証券会社の正式名称は、英文表記の順番に従って大和証券SMBCとう名前になります。
同じように順番が変わるのは、UFJと合併する前の東京三菱銀行にも見られた現象です。銀行単体名では東京・三菱であった順番が、グループの名称では三菱東京フィナンシャルグループとなり、三菱・東京の順番に変わっていました。
さらに東京三菱銀行に、本年1月からUFJ銀行が加わることにより生まれた新銀行の社名は、三菱東京UFJ銀行(The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ)となりました。一方、金融グループ名からは東京の名前がなくなって、三菱UFJフィナンシャルグループ(Mitsubishi UFJ Financial Group)に変更です。銀行名、グループ名ともに、三菱が真っ先に来るという形で収まったことになります。
新しく生まれたメガバンクの名称に、どんな順番で元の銀行の順番を並べるかは、おそらく合併当事者間で論議を尽くした上で決定するのでしょう。しかし、利用者の立場からすれば、日本語名と英語名で順番が異なったりするのは、覚えづらいだけの話でしかありません。
その点では、興銀、第一勧銀、富士が合併して生まれたグループの名称が、すべて「みずほ」に統一されたことは、わかりやすくて好感を持つことができます。なお蛇足になりますが、興銀はその昔「いぼぢ」、第一勧銀は「でくのぼー」と呼ばれていました。これは両行の英文略称、IBJ(Industrial Bank of Japan)、DKB(Daiichi Kangyo Bank)から由来したものでした。
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