早くも飛び出した中田引退試合構想に違和感を感じるのは私だけ?
2006年07月06日
中田英寿選手の現役引退の発表に驚いた方も多いでしょう。しかし、中田の引退の決断をかなり以前に聞かされていた人物が少なくとも2人いたことが、マスコミの報道からわかりました。1人は『中田語録』の著者の小松成美氏で、もう1人が中田のマネジメント事務所サニーサイドアップ社長の次原悦子氏です。
中田がこの女性2人に早めに決意を伝えていたという事実は、彼女らが自分のことを最も理解してくれている人物だと、中田が考えていた証拠と考えてられます。そう思っていたところ、来春にも中田の引退試合がサニーサイドアップ主導で計画中という記事を読んで、私としてはかなりの違和感を覚えました。 情報源は、引退戦は中田ジャパンVS世界選抜です。
中田が日本で“ラストマッチ”を行う。電撃的な現役引退表明から一夜明け、日本サッカー界最大の功労者のため、晴れの舞台が用意されることになった。
中田と契約するマネジメント事務所サニーサイドアップの関係者は「引退試合をやりたいという連絡が複数あります」と明かした。広告代理店などから複数のオファーが届いたもので、関係者は「前園(真聖氏、元日本代表MF)もやっていないから一緒にやるのはどうか」と前向きに検討していることも明言した。
動きだしたのは広告代理店ばかりではない。ドイツ滞在中の田嶋幸三日本協会技術委員長は「引退試合をやるべきだと思う。功労者以上(の存在)だし、彼だったら日本代表のユニホームを着て試合をやってもいい」とコメントした。
サッカー選手の引退試合は従来Jクラブが中心となって開催してきた。だが、中田の場合は別格扱いで、日本協会が主導権を取り、原則的に国際試合以外では使用できない日本代表のユニホームの着用まで許可される。
果たして、所属事務所主導で引退試合の話が進んでいることを、中田は知っているのでしょうか? そもそもこういった性格の引退試合は、中田本人が望むものなのでしょうか? 事務所の動きと本人の希望との間には、乖離があるような感じがします。私の知る限りピッチ上での中田は、最後までアスリートとしてストイックな姿勢を貫いたままで現役を終えました。その中田がエンターテイメント性の強い引退試合を喜ぶとは、私にはどうしても思えないからです。
もし構想通り来春に引退試合が行われることになれば、中田の日頃の言動から推測するに、試合では自らの肉体の衰えをさらすことをよしとせず、あくまでも最高のパフォーマンスを見せることに、本人はこだわるでしょう。そのためには、当然ながら来春までフィジカルなコンディションを、最高のレベルで維持することが求められることになって、それ以外にも色々なプランがありそうな中田にとっては、かなりの負担になるでしょう。
さらに、すでに1年以上も前に現役を引退している前園真聖もメンバーに加えようと考えるに至っては、サニーサイドアップが前園のマネジメントを行っているという事務所側の発想でしかありません。前園の日本での実績を否定するわけではありませんが、そんな選手と試合をするために世界から現役選手を招聘するのは、不釣り合いであり、失礼にもあたると思います。
この話に簡単に乗ろうとしている日本サッカー協会の田嶋幸三氏の姿勢には、違和感を超えて憤りすら感じます。そもそも協会の川淵会長が、フライング気味にオシム次期監督候補の名前を漏らした背景には、日本代表の予選敗退の責任追及の矛先をそらす狙いがあったとさえ噂されています。
そのオシム監督の正式契約にもこぎつけていない状態で、中田の引退試合を前面バックアップするような言動は控えるべきでしょう。そんなことより、やるべき仕事はたくさんあるはずです。また、日本代表のユニフォームの着用を軽々と認めるような発言からは、そもそも代表の重みを理解していないようにも感じ取れます。
以上が私が中田の引退試合の話から感じた「違和感」ですが、それも私の勝手な思い込みなのかもしれません。人はスポーツに関しては、自分の思い込みから勝手に「違和感」を感じる傾向が強いからです。例えば、「感動をありがとう」という決まり文句に違和感を覚える人も、決して少なくありません。情報源は、「感動をありがとう」の違和感をあぶり出すです。
大きなスポーツイベントの後、選手たちに対して「感動をありがとう」という表 現が使われるようになったのはいつ頃からでしょうか。
確かではありませんが、「がんばって」という言葉が本人を追いつめる心配があ ると言われるようになったのと並行してのことだったかもしれません。ただ、ぼ く自身がその1人なのですが、この表現に違和感を感じる人もいらっしゃるはずで す。たとえば八柏龍紀氏は著書『感動禁止!』(2006、KKベストセラーズ)の中 で、「感動をありがとう!」と言うのはやめませんかと提言しています(250ペー ジ)。
フィギュアスケート浅田真央選手の「ノーミスしたい」発言に違和感を感じる人 もいます。情報源は、その一言★斬り! オーパ ス・フォーです。
『「ノーミスしたい」とかって、あたし的には、すごく変だと思う』(著名ブロ グより)
『噂の真相』が休刊になった後、スキャンダラスな話題が集中している著名ブロ グの1フレーズ、フィギュアスケート浅田真央ちゃんが試合に臨むときのコメント について述べている部分です。
この文章、日本語としてどうでしょうか。
1.「ノーミスしたい」=×、「あたし的」=×
2.「ノーミスしたい」=×、「あたし的」=○
3.「ノーミスしたい」=○、「あたし的」=○
という3つの考え方があると思います。クラシックスタイルの日本語からみれば、「ノーミスしたい」も、「あたし的」 もどちらも正しくないことは明らか。それにもかかわらず、「あたし的」を堂々 と使いながら、「ノーミスしたい」に違和感を覚えるというところが、言葉の変 遷。
おおざっぱに分類すれば、1は40代以上、2は30代、3は20代以下の感性といえそう です。
この分類に従えば、あたし的には「2」となります。しかし、同じ「ノーミス」 を気に入っている人もいるのが、人それぞれせす。情報源は、浅田真 央さんの「ノーミス」宣言です・
試合前のインタビューで彼女は「ノーミスして滑る」とコメント
昨年12月のグランプリシリーズでも「ノーミスでがんばります」と話していたと 思います
「ミスをしない」ではなく「ノーミスする」
私はこの表現がお気に入りです
彼女のコメントはいつも前向きで率直
誰がどんなメンタルトレーニングをしているのかしら?
教わってみたい。。。
この人は、20代以下の感性の持ち主ということなのでしょうか? 結局は、解釈 も十人十色ということで落ち着きそうです。そうなると、私以外の大多数の人間 は、中田の引退試合の話を歓迎していると考えるべきなのでしょうか?
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