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NikeはYouTube用CMを作り、日清カップヌードルはヤフーで限定公開

2006年09月25日

最近はWeb2.0という言葉を聞かない日はありません。年末恒例の『新語・流行語大賞』の有力候補として、「Web2.0」は「ハンカチ王子」とともにノミネートされることは間違いないと思います。なお、2005年の年間大賞は「想定内(外)」でした。これの二番煎じを狙った、ボーダフォンのCMの「予想外」の方は、まったく流行る兆しはありません。ボーダフォン関係者にとっては予想外、それ以外の人には想定内の結果というところでしょうか。

Web2.0企業の中で、最近特にマスコミで取りあげられる機会が増えているのが、動画投稿サイトのYouTubeです。今週発売の日経ビジネス『ゴーグルはなぜタダなのか』やAERA『テレビを超えるYouTube』の中でも、YouTubeについて大きく紙面が割かれています。

YouTubeユーザの急拡大を反映してか、日本国内のネット企業も関連サービスを次々とリリースしています。情報源は、YouTube関連サービス、国内でも続々です。

テクノラティジャパンはこのほど、Webサイトを大幅リニューアルし、新たに、ブログ上でリンク数の多いYouTube動画を30位まで表示する「トップムービー」を公開した。

チームラボビジネスディベロップメントは、検索サービス「SAGOOL」に新機能「動画をSAGOOL」を追加。YouTubeやGoogle Videoなど動画共有サービスから、検索キーワードに関連する動画を検索できる。

はてなは、YouTubeとGoogle Videoから気になる動画をキーワード検索し、結果から好みの映像を選んでブログに掲示できる「ビデオキ」を公開した。今後は、APIが公開されている他の動画サービスにも順次対応していくという。

これらは、YouTubeにアップされている動画を見るユーザのためのサービスです。素人でも簡単に参加できるのが、Web2.0型サービスの特徴です。YouTubeに投稿するユーザ向けの動画編集ソフトにも、YouTube対応を銘打った製品『PowerDirector 5 Premium』登場しました。

現在YouTubenには、日本のテレビ番組が数多く公開されていますが、そのほとんどが権利者に無断で投稿された違法コンテンツであるため、テレビ各局はその対応に頭を痛めています。中には、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)のように、テレビで放送した番組をYouTubeに公開するところもあります(日本のテレビ局がYouTubeで番組配信、その狙いは)。MXテレビはリーチが限られた東京のローカルUHF局です。ネット局の大半がYouTubeを敵視していることには変わりありません。

日本のテレビ局の多くがYouTubeに対して否定的な姿勢を崩さない中、YouTubeを新たな広告メディアとして積極的に活用しようとする企業も現れ始めています。 YouTube専用のCMを制作した企業の一つが、眼鏡小売りチェーンの「メガネストアー」です。情報源は、『テレビを超えるYouTube』(週刊AERA 2006年10月12日号 16~19ページ)です。

同社は今年7月、「日本メガネ党」というサイトを立ち上げた。近年の「メガネブーム」に乗っかる形で、メガネへの愛を訴えることで、他社との差別化を図るという戦略だ。冒頭のCMはサイト開設2日前に、サイトの宣伝のためにユーチューブに投稿された。

この政見放送を見たり、そしてサイトを訪ねたりして、そのことを取りあげたブログは、少なくとも400以上。そして、そのブログを見た人がさらにサイトを訪れる循環が生まれる。



メガネストアーは、こののYouTube専用のCMの効果について、十分満足しているようです。

結局、このキャンペーンにかかった費用は制作費だけ。販促企画部の本多浩哉次長はこう語る。

普通にCMを流すことに比べたら、信じられないような額で済んでいますよ。しかも、ブログのクチコミだと、メガネに関心の高い人が見に来る。コストパフォーマンスは絶大ですね」

開始から2ヶ月弱で、14問もあるる「入党試験」を受けた人は、のべ7万5千人。同社HPのアクセスは3倍になった。

YouTube用のCMを作ったもう1つの企業がナイキです。クールなイメージの強いナイキと、オタクの聖地アキバの組み合わせは意外性があります。

秋葉原の電気街で、戦隊ヒーロー風のコスプレをした集団に追われるサラリーマン。最初は5人だった戦隊ヒーローはみるみるうちに増えていき──。ナイキジャパンが、シューズ製品のネット通販サイト「ナイキiD」の宣伝のために制作した3分間の映像だ。9月15日、ユーチューブと、検索エンジン大手のグーグルが運営する同様のサイト「グーグルビデオ」に投稿された。



これも、テレビでCMとして放映する予定はない。箕輪光浩マネージャは、

「ナイキiDは、まだ存在そのものが知られていない状態。CMを打つのもいいけれそ、このウェブ2.0の時代の流れに合ったフィードバックを呼ぶような、新しい展開を期待しました」

舞台を秋葉原にしたのは、海外の視聴者をも意識しているからだという。

YouTubeで人気の日本製コンテンツといえば、やはりアニメでしょう。テレビCMで話題になったのが、日清食品と人気アニメ作家大友克洋氏とのコラボレーションによって生まれた「FREEDOM-PROJECT」です。しかし、こちらの方はNikeとは違って、海外の視聴者は全く意識していないようです。

「FREEDOM-PROJECT」のオリジナル・バージョンの動画は、YouTubeでは見ることはできないからです。見られるのは、YAHOO!動画だけです。


実はこの動画は1週間限定の公開のため、残念ながらもう見ることはできません。


このオリジナルバージョンの映像の一部が、日清のカップヌードルのテレビCMの新作として登場することになるのでしょうか? だとしても、Freedomの正式映像は、日本のメディアを通してしか見られないことになります。世界的ブランドのカップヌードルであれば、YouToubeでばらまいた方が効果があるようにも思うのですが。


★恐縮ですが、『人気ブログランキング』を クリック してください。


【おまけ】
「言葉にできない」でググってみてください。一番最初に来るYouTubeものは秀作で、日本語のわからない人にも通用するコンテンツです。


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