「エロコト」編集長坂本龍一氏が考える「エゴ」と「エコ」と「エロ」の関係
2006年12月06日
先ほど長年別居状態が続いていた坂本龍一・矢野顕子夫妻の協議離婚が成立したことが発表されました。それに先立ち坂本氏は、別の女性との間に男子をもうけていたことも公表しています。文字通り「進歩的な」生き方を実践する坂本龍一氏を編集長とする雑誌が、『エロコト』です。
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「エロコト」という変な名前は、「LOHAS」ブームを仕掛けた「ソトコト」を発行する木楽舎が出版元だからです。坂本氏にとって、「エコ」と「エロ」は全く矛盾しないもののようです。情報源は、「エロのないエコは駄目」です。
僕も最近は『LOHAS』などに関する様々な活動をしていますが、僕にこういう衝動が訪れたのは、大体40歳を過ぎた頃からですね。それまでは他人のことを全く考えたことはなかったんですよ。自分の奥さんや子供にすら興味がなかった。もちろん謝ったけどね、最近(笑)。30代までの自分は自分のことにしか興味がなくて、人のために何かをしようなんて考えたこともありませんでしたよ。あの頃の自分に会ったら、ブン殴ってやろうかと思っています。相当嫌な奴だったと思いますよ。」
―本当にひどいですね(笑)。でも、40歳を越えた頃からはだんだんと周りの人のことも考えるようになって、そして世界のことを考えるようなったと。
「でも、僕はそれでも根底にあるのはやはりエゴだと思っています。自分で作った名言があるんですよ。自分で名言というのはどうかとも思いますけど(笑)。『エコは、エゴだ』、あるいは『エゴから始まるエコ』。僕は自分が中心なんですよ。自分がおいしいものを食べたい、安全な空気を吸いたい、汚染されてない水を飲みたい、でも、それは1人でやっていても実現できることではないから、みんなで協力しないといけない。エゴを追求すると、どうしてもエコになっちゃうんです。」
続いて「エコ」から「エロ」へと発展します。
「もう1つあるんです。『エロのないエコはダメ』。人間に限らず、生命の基本的な営みは、五体の保全、つまり食。そして、種の保全。すなわちセックスです。これはもう、この惑星に生命が生じてからずっと変わらないことなんですよ。でも、エコの視点でセックスが語られることなんてありませんよね。それに人間の5分の4はエコなんて考えてないでしょう?ビジネスとセックスのことくらいしか考えていないんですよ。そういう人たちに少しでもエコのことを考えてもらうためには『エロ』という切り口も有効かな、と。それで『エロコト』という雑誌を『ソトコト』と同じ出版社から出そうかと思っているんです。夏くらいに出したいと思っていますけどね。」
―本当ですか?ということは、坂本さんは『エロコト』編集長!?でも『エロ』と『エコ』をどうやってつなげるんですか?
「つなげ方はこれから色々考えていきます。現在は某コンドーム会社とコラボで『エロコト・コンドーム』という環境に優しいコンドームを開発中ですし(笑)。避妊という大きな目的をきちんと果たしながら環境にも優しいという。まあ、実は僕自身はあまり使ったことが無いんだけど(笑)。避妊を推奨するかどうかというのも難しい問題ですけどね。だけど、あれはゴムだから、自宅のそばのハドソン川にもよく浮いていますけど、それが海まで流れて行ってしまうと、魚の口に入って、窒息で死んでしまうんです。人間の人口60億人が使っていたらすごい数でしょう?だから、ちゃんと分解される自然に優しいコンドームを作ろうということで。時間がかかるし大変なことですが、これはちゃんとやりたいと思っていますね。他にも色々な切り口がありますが…。『エロコト』、是非協力して下さい。」
良くできた三題噺ですが、オチが『エロコト・コンドーム』では少し苦しいような気がします。坂本氏が強烈な「エゴ」の持ち主で、結婚といった形式に縛られることを好まない人物であることは、確かなようです。
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