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ベネッセ森本昌義社長、カンブリア宮殿出演2日後にW不倫報道で辞任

2007年02月23日

前回の投稿業績下方修正でストップ安した翌朝に朝日新聞を飾るAMI鈴木清幸社長の笑顔では、業績を大幅下方修正した企業の社長の姿が、その2日後に笑顔で朝日新聞の紙面を飾る、といったタイミングの悪い例を題材にしました。マスコミによる取材と発表にタイムラグがあるのはやむを得ないこととは言え、今回紹介するのは、これ以上想像できないほど間の悪い話です。

今週月曜日(19日)のテレビ番組『カンブリア宮殿』の中で、小学生の母親100人を前に教育の重要性を説いた会社の社長が、週刊誌の不倫報道の責任を取って、その2日後の21日に辞任する羽目になりました。東証一部上場で、大卒女子の就職先としても人気の高いベネッセコーポレーションの森本昌義氏(67歳)がその社長です。情報源は、ベネッセ:森本社長が退任 週刊誌の女性問題報道でです。

週刊新潮2007年3月1日号 「進研ゼミ」など通信教育最大手のベネッセコーポレーション(岡山市)は21日、臨時取締役会を開き、森本昌義社長(67)が退任し、福武総一郎会長(61)が社長に復帰する同日付の人事を決めた。22日発売の週刊誌が森本社長の女性問題の記事を掲載することが分かり、教育事業を扱う企業として経営に与える影響が大きいと判断した。

森本氏の女性問題については、同社内で調査中という。森本氏は「記事の内容は事実ではないが、お客様や株主に迷惑をかける」として辞意を表明。取締役会も「女性問題を報道されること自体が、高い倫理観と社会の信頼を必要とするベネッセにとってマイナス」とし、退任を決議した。

退任のきっかけとなった週刊新潮では、グラビアと本文の両方で森本氏の不倫疑惑を扱っています。グラビアでは、森本氏(妻はアルゼンチン人)とベネッセの社長室長(44歳、既婚)の仲睦まじい姿が多数掲載されています。写真が撮られたのは、先頃オープンしたばかりの国立新美術館を2人で訪れたときです。この現場は文化教育産業のベネッセらしい場所とも言えるわけで、山本モナ嬢の青山路上キスに比べれば、色々言い逃れもできそうなセッティングではあります。

記事本文では、W不倫の相手とされる社長室長に関してもかなり詳細に述べられています。社員の6割を占める女性が活躍する会社として知られるベネッセの中でも、一橋大卒の才媛室長は、フェロモンを振りまく魅力的な女性ということになっています。既婚者である室長の夫もベネッセの幹部社員というところが、「部下の妻を愛人社長室長にした」というセンセーショナルな記事の見出しにつながってきます。森本氏があっさり退任しても、こちらの夫婦の展開いかんでは、マスコミが喜びそうなネタがさらに飛び出してくる可能性も否定できません。

森本氏は、ソニー、アイワを経て、2003年にベネッセの社長に就任しました。当時のベネッセは、教科書準拠型の「進研ゼミ」のビジネスモデルが曲がり角を迎え、業績も完全な右肩下がりの状況にありました。その後森本氏のリーダーシップの下で、ベネッセの業績も文字通りV字回復します。今回のスキャンダルで去るような事態がなければ、森本氏は後々「中興の祖」とも称される可能性もあった逸材です。

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業績下方修正でストップ安した翌朝に朝日新聞を飾るAMI鈴木清幸社長の笑顔

2007年02月18日

新聞各社が現在力を入れているのが、週末のみに配られる別刷り版です。朝日新聞の場合は現在「be」という別版で、土曜日のビジネス系(青)、エンターテイメント系(赤)と、日曜日のエンターテイメント系(緑)の3種類があります。

3月からは、この緑にテレビ番組の紹介したコンテンツも加わる予定です。ビジネス系(青)の一面記事「フロントランナー」には、注目のビジネスパーソンの人物像を掘り下げた内容が掲載されるので、毎回楽しみにしています。

2月17日の「フロントランナー」を飾ったのが、独自の音声認識技術を有するベンチャー企業のアドバンス・メディア(AMI)社の鈴木清幸社長でした。まず記事の中から、AMI社の設立に関する部分を、抜粋して紹介します。

AMI鈴木清幸社長 東洋エンジニアリングのプラント技術開発者から、日本の人工知能の草分け的な企業であるインテリジェントテクノロジーに転職した。人工知能の普及につながるインターフェースを模索するなかで音声認識技術に注目、起業を決意した。

会社設立後、しばらくの間は赤字経営が続いたが、需要が大きい分野に特化して徹底的に実用性を追求した製品を作り込み、市場を開拓する戦略が成功した。04年3月期に黒字化を達成。06年3月期の売り上げは19億5000万円(単体)に達した。

鈴木社長がAMIを作ったのは45歳の時です。続いて、インタビューの中から創業期の苦労にまつわる部分を紹介します。

――アミボイスの技術は、独占的に使えるのですか。

鈴木 認識エンジンの部分は、米カーネギーメロン大の音声認識研究チームの研究者が立ち上げた会社と共同で創っていましたが、06年に我々がソースコードを買い取り、自ら開発できるようにしました。現在は、独占的な権利をもっています。

――当初は、売り上げが伸び悩んだと聞きましたが。

鈴木 エンジンそのものの販売ビジネスを展開したのは失敗でした。「音声認識は使えない」というイメージを持っている人が多かったことも市場化を妨げました。赤字が続き、03年3月期の累損は20億円に達しました。ただ、これは誇りでもあります。よくここまでこられたと。日本を代表するような大企業も、音声認識の開発に何百億円も投資しているんですから。

――どん底の時期は何を考えていたのでしょう。

鈴木 不安はありませんでした。夜明け前が一番暗いと言うじゃないですか。私たちの音声認識技術は不連続のイノベーションを起こすもの。つまり、今までなくてもよかったものです。それがなくては困るものに変わっていったときに、売り上げがぐっと伸びるんです。02年後半から、マーケティング戦略を見直し、音声認識の需要が大きい分野に特化した製品の販売を始め、業績は好転しました。

この記事を読んだ多くの人は、創業期直後の「死の谷」を乗り越えたAMI社には、バラ色の将来が待っている、といった印象を抱いたのではないでしょうか? 2005年には東証マザーズに上場されたAMI社を、有望な投資対象として興味を持った人がいても不思議ではありません。

独自の音声認識技術の成長性が注目されて、株価も当然順調に上昇トレンドにあるだろう、と考えて先週末の金曜日の株価を調べてみると・・・・

なんと驚いたことに、ストップ安 でした。

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一澤帆布、男前豆腐、ホームページが語る複雑なブランド事情

2007年02月17日

先代が残した2通の遺言状の真贋をめぐり、兄弟間で骨肉の争いを繰り広げたのが一澤帆布工業株式会社です。遺言状問題に関して最高裁の判決が下ったことで、終息したかに思えていた争いが、昨日新たな展開を迎えました。情報源は、『一澤信三郎帆布』は商標権侵害 兄が弟を提訴です。

お家騒動で分裂した京都の人気かばん店「一澤帆布工業」を経営する長男一澤信太郎さん(61)らが、新ブランドを立ち上げた三男、信三郎さん(58)ら旧経営陣に、商標権侵害による損害賠償など計約13億円の支払いを求め14日、京都地裁に提訴した。

訴えによると、三男は平成17年3月「一澤帆布加工所」を設立。昨年4月には「一澤帆布工業」の近くに「一澤信三郎帆布」を開店し、類似した商号を使った競業により損害を与えたとした。そのほか三男夫婦らが株主総会の承認を得ずに受け取った役員報酬の返還なども求めた。

お家騒動は13年、兄弟の父が死去したことが発端。遺産相続が訴訟に発展して17年末、長男と4男が3男を社長から解任。全従業員が三男の新店舗に移ったため、一澤帆布は一時閉店し新体制で昨年10月再オープンした。

試しに「一澤帆布」のホームページを見てください。トップページの次に来るのが、平成19年2月15日付けの「提訴に当たって」というページです。つまり、一澤帆布のサイトを訪れた人は誰でも、否応もなくこの長文のメッセージを見せられることになるわけです。信三郎氏の営業妨害行為を縷々述べた、2,800字を超える本文の最後は、こう結ばれています。

一澤帆布提訴について 「私達は、一澤帆布のカバンを愛用してくださるお客様のことを第一に考え、その再開を目指して努力してまいりました。お陰様で、お客様・お取引先・その他のご支援を受け昨年10月16日一澤帆布の再開を果たし、現在どうにか製造販売を続けていく目途がたったところです。

私達は従来から、信三郎氏の発言内容を一方的に伝えるマスコミ報道に少なからず心を痛めてまいりました。しかし、製造販売を再開することこそ、一澤帆布のカバンを愛用してくださるお客様に応える唯一の道と信じて、私達は信三郎氏に対する反論は控え、最終的には、司法の場で明らかにする以外にないと考えてまいりました。

そして、兄弟間とは言え、信三郎氏らのとった一連のルール違反については、きちっとした清算をする必要があると考え、今回の提訴に踏み切った次第であり、皆様のご理解を得ることができればと考えております。

提訴された一澤信三郎帆布側もホームページですばやく反応しています。「お知らせ」での信三郎氏本人のメッセージに加えて、「スタッフメッセージ」も用意した念の入りようです。

一澤帆布工業さんのホームページをご覧になりましたか。
心が痛みます。心が苦しいです。
解決済みの問題を、今更持ち出してくるとは理解に苦しみます。

一澤帆布工業さんのホームページ上での一文に
『従業員は、ミシンなどの製造機器・原材料・型紙など全てが持ち去られた一澤帆布に残っても、生活の糧を得ることなど不可能であり、信三郎氏のもとに移っていきました』とありますが、冗談じゃありません。一澤帆布工業に製造機器・原材料・型紙などがあろうと無かろうと、残留する者など一人もいなかったでしょう。

従業員は、信三郎氏を信頼し、「信太郎氏・喜久夫氏のもとでは働けない(経営者として相応しくない)」と自らが判断し、一澤帆布を去ったのです。
私たちが残してきた看板や伝統に胡坐をかいていこうとする人には、魅力が無かったのです。

スタッフのメッセージとは言え、自社のホームページに載せるには情緒的過ぎる内容でしょう。両社の争いが営業上の利害を超えて、感情的なもつれとなってしまった状況を如実に表すもので、まさに泥仕合の極みです。

裁判はあくまでも双方の主張を、客観的な証拠に基づき判断するものです。したがって、部外者には裁判の行方は想像することもできません。但し、ホームページでのメッセージの伝え方からは、両社の現状を想像することは可能です。

一澤帆布は、「製造販売を再開することこそ、一澤帆布のカバンを愛用してくださるお客様に応える唯一の道と信じて」という言葉通りに、とりあえず営業再開にはこぎつけました。再開はしたものの、かつてのブランドネームだけで顧客を取り戻すことは、予想した以上に難しかったのではないでしょうか?

一方、新ブランドが好調な信三郎帆布からは、もはや骨肉の争いは過去の事件として、業務に専念したいという思いが伝わってきます。

一澤帆布が提訴に踏み切らざるを得なかったことは、同社の置かれた状況がそれだけ厳しいものである事情を物語るものでしょう。今回の提訴によって、一澤帆布のブランドネームがさらに傷つくことは確実です。例え裁判で勝訴したとしても、そのことが顧客から見たブランド価値の復活を意味するわけではありません。両社の長引く泥仕合は、顧客には何の関係もないことですから。

類似ブランドを抱える複雑な事情があるのは帆布だけには限りません。2つの「男前豆腐」ブランドが誕生した背景については、以前お伝えした通りです(篠崎屋傘下に入った三和豆友食品と絶縁した男前豆腐店の今後の展開)。その後、男前豆腐店では両社の違いを明確に表現するようになりました。これが現在の同社のトップページです。


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間男ナイキの登場でドイツサッカー協会とアディダスが熟年離婚の危機

2007年02月16日

最新の国際サッカー連盟(FIFA)のランキングが発表されました。上位陣では、ブラジルが55ヶ月間の長きにわたり維持してきた1位の座を、イタリアに譲ることになりました。先日のポルトガル戦敗戦以来、ドゥンガ代表監督の派手なシャツ姿は、母国ブラジルで中傷の的になっています。今回の発表が、ドゥンガへの逆風をさらに激しくすることになるのでしょうか? 一方、日本は5つもランクを上げています。それでも、やっと41位といったところですが。

FIFA World Ranking

現在、ランキングの5位を占めるのがドイツ代表です。ドイツ代表と言えば、三本線のアディダスのユニフォームを思い出す人も多いでしょう。半世紀以上も続いた代表とアディダスとの関係が、現在大きく揺れ動いています。 情報源は、『アディダス、ホームでピンチ!、独サッカー代表ユニホーム争奪戦』(日経産業新聞 2007年2月15日 24面)です。

切っても切れない両者の関係に亀裂が生じたのは、昨年末に明らかになったナイキのパートナー契約の提案だ。アディダスの契約が切れる2011年から8年間で、年5,000万ユーロ(約80億円)を提示。合意後のプレミアムなどを含め、「アディダスの6倍の金額」(協会)といわれる。

これに対し、アディダスは「協会は14年までの契約延長に合意している」と主張する。話は複雑だが、W杯閉幕直後の昨年8月にさかのぼる。クローゼ選手ら独代表の一部が、個人スポンサーの他メーカー製シューズの着用を求め、議論の末に協会が認めた。その代わり、協会は特例をのんだアディダスに最低でも4年間契約を延長すると発表している。

アディダスの06年12月期のサッカー用品売上高は12億ユーロ(約1,900億円)を超え、過去最高を記録したとみられる。W杯の公式球「プラスチームガイスト」は、当初計画の5割増の1,500万個を販売。スポンサー契約している日本、フランスなど各国代表のレプリカユニホームの販売も倍増。突出したセールスをみせたのはドイツで、02年の日韓大会時の6倍にあたる150万着が売れた。

この記事にあるように日本代表のオフィシャルサプライヤーもアディダスです。 実は、その件に関して以前に投稿した時に、確か日本代表の契約金額についても書いた記憶があります(ジーコ・ジャパンの戦績が長期高額化するスポンサー契約に及ぼす影響)。この投稿を読み直すと、日本サッカー協会とアディダスとの契約金額は、「8年間で160億円」となっています。引用したリンク先が消えているので、少し不安になります。

そこで、『サッカー協会とアディダス、異例の長期大型契約サイト』で再度確認しました。異例の長期契約の内容は、こうなっています。

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ホイチョイとシャインズ、バブルを彩ったサラリーマン人生のその後も色々

2007年02月15日

今月の10日に、ホイチョイ・プロダクションズの最新映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」が封切りになりました。

阿部寛演じる財務省キャリア、下川路功は800兆円を超える政府の債務問題解決のため、東大時代の同級生であり家電メーカー勤務の田中真理子(薬師丸ひろ子)が偶然発明したタイムマシンを使って、バブル真っ盛りの1990年に使者を送り込むことを企てる。

バブルへGO!! バブル崩壊の引き金を引いたとされる不動産向け融資の総量規制を当時にさかのぼって阻止すれば、経済はソフトランディングし、財政赤字を拡大させた、その後の巨額の景気対策は不要になるという思い切った“政策”だ。
真理子とともに送り込まれた娘の真弓(広末涼子)がそこで目にしたものは、現在とは全く違う節約知らずの消費社会だった。
【日経流通新聞MJ 2007年1月31日 16面】

BuzzTunesのクチコミ好感度を見ると、既に鑑賞した人の評価もまずまずであることがわかります。この映画には大胆なストーリー展開以外にも、ホイチョイものならでは魅力が秘められているからでしょうか? 情報源は、懐かしさのバブルよ、もう1度!?です。

映画は全編に渡って遊び心が満載だ。例えば、サブタイトルにある「タイムマシンはドラム式」という言葉。これは、映画の中のタイムマシンがドラム式の洗濯機であることを指しているのだが、メーカーは日立で、そのロゴが大きく載っている。実は監督の馬場康夫は、かつて日立製作所に勤務。その縁で、この映画に実名入りのドラム式洗濯機が登場する運びとなったという。

タイムマシンは実際の商品として販売されているわけでありませんが、プロダクトプレースメントの一種と言えるのでしょう。「何でもあるけど欲しいものがない退屈な会社」というイメージが強いのが日立製作所です。そうしたイメージを払拭するためでしょうか、お堅い日立もタイムマシンを開発した想定になっている、「日立家電研究所」特設サイトを設けて、踏み込んだプロモーションに取り組んでいます。

馬場康夫監督は自身の日立時代の経験ついて、こう語っています。情報源は、『編集長インタビュー 映画監督 ホイチョイ・プロダクションズ代表 馬場康夫』(週刊ダイヤモンド 2007年2月10日号 104~107ページ)です。

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外資系エリートビジネスマン必携の「ブラックベリー」は庶民には高嶺の花

2007年02月14日

昨年9月にNTTドコモは携帯情報端末「BlackBerry」(ブラックベリー)の販売を開始しました。発売以来半年も経たない間に、ブラックベリーは外資系エリートビジネスマンの必需品となりました。情報源は、『勝ち組はブラックベリー』(週刊AERA 2007年2月19日号 29ページ)です。

BlackBerry 「米国ではみんな持っています。僕も会社から持つように言われて貸与されたんですよ」

米系証券会社リーマン・ブラザーズで働く彼は、そう言った。

それが、外資系エリート必携の携帯情報端末「ブラックベリー」だ。カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)社が開発し、すでに60カ国に600万人以上のユーザーがいる

ニッポン放送株取得資金をライブドアに提供したのが、六本木ヒルズに事務所を構えるリーマン・ブラザーズです。リーマンと言っても、そこで働いているのは薄給のサラリーマン(平リーマン)ではなく、リッチなインベストメントバンカーです。

リーマン同様、最近貸与された米系法律事務所スキャデン・アープスの弁護士が、

「ニューヨークの証券マン、弁護士らプロフェッショナルで、持っていない人はいない」

というほど、かの地では普及している。

マンハッタンへの通勤電車の中では、新聞を広げるホワイトカラーがめっきり減り、ブラックベリーでニュースをチェックする人のほうが目につくそうだ。

このスキャデンも、ライブドア側の法律アドバイザーとしてニッポン放送買収劇に登場しています。AERAの記事によれば、外資系投資銀行トップのゴールドマン・サックスでも、ブラックベリーが支給されているとのことです。

つまり、日本では「ブラックベリー」は外資系ヒルズ族御用達の携帯情報端末なのです(正確には、スキャデンのオフィスがあるのは同じ六本木とはいえ、ヒルズではありませんが、この際細かい違いは無視します)。

今や「仕事中毒の必需品」とさえ言われるようになったブラックベリーを、街中で歩きながら使うニューヨーカーも急増中です。そうした過熱ぶりが、利用を規制する動きを招きました。情報源は、ニューヨーク州上院議員、路上横断時のiPod規制法案を提出へです。

ニューヨーク州の上院議員が、主要都市の道路横断時に、iPod、BlackBerry、携帯電話などの電子機器の利用を禁じる法案を提出する計画だと発表した。

法案が成立して困るのは、音楽ファンばかりではない。ウォール街でBlackBerryを愛用している人たちも、路上でビジネスツールが使いづらくなることを嫌がるだろう。それでもKrueger議員は強気だ。「これは、ニューヨークの路上では命に関わる問題だ」(Krueger議員)

こうした世界的なブラックベリー・ブームに便乗しない手はありません。できるビジネスマンのマストアイテムをさりげなく合コンで見せれば、それなりの御利益も期待できるはずです。しかし、販売先のNTTドコモは、現在のところ法人向けの一括受注しか対応してくれません。残念ながら日本では個人での利用は不可能、というのが厳しい現実です。

普通のサラリーマンは、所詮ブラックベリーはかなわぬ夢と諦めましょう。そんな庶民派サラリーマンにピッタリなのが、『デジリーマン』です。情報源は、『究極のダメ人間を出世させよ! OLが育てるデジタル営業マン』(週刊東洋経済 2007年2月17日 26ページ)です。

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朝日新聞がパートナーでは前途多難なJリーグ百年構想メッセンジャー城彰二

2007年02月12日

2007年のJリーグシーズンの幕開けまで、いよいよ1ヶ月を切りました。今年は元日本代表のストライカー城彰二氏がJリーグ百年構想のメッセンジャーに加わり、リーグ全体を盛り上げていく役割を担うことになります。以下が城氏の就任についてのJリーグからの公式発表内容です。

城彰二とMr.ピッチ Jリーグでは、このたび、城 彰二氏(31歳)を「Jリーグ百年構想メッセンジャー」に任命することになりました。

今後は、自身の経験を生かし、「Jリーグ百年構想メッセンジャー」のMr.ピッチとともに、Jリーグの理念、百年構想を全国の多くの方々に、楽しくわかりやすく伝えていただきます。

2007年は、「Jリーグ百年構想」ポスターおよびプロモーションビデオの顔としてご出演いただくほか、Jリーグが提唱する校庭の芝生化推進活動、各種理念推進活動にご協力いただきます。

城氏とMr.ピッチのメッセンジャー2人(?)の活躍を伝えながら、Jリーグの活性化を図ることを期待されているのが、「Jリーグ百年構想パートナー契約」結んだ朝日新聞です。

朝日新聞Jリーグ百年構想パートナー契約

その朝日新聞は、城氏のメッセンジャー就任を、2月7日の朝刊(21面)で次のように報道しています。

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マイクロソフトの新検索サービス「Live Search」と回転寿司との関係

2007年02月12日

CyberBuzz CyberBuzz依頼投稿(※)

2月8日からマイクロソフトの新検索サービス「Windows Live Search」のプロモーションの一環として、特設サイト「らいぶ寿司」がオープンしました。情報源は、「らいぶ寿司」開設(シブヤ経済新聞)です。

今回日本市場向けに立ち上げた「らいぶ寿司」は、Liveサーチの検索サービスを活用したプロモーションサイト。「らいぶ寿司」の題字は書道家、武田双雲さんに依頼。

らいぶ寿司 サイト上には「回転寿司」をモチーフにした仮想のカウンターを用意し、回ってくる皿の上に独自にセレクトした「ネタ」を乗せた。ネタは、マンガや映画、アイドルなどの「懐かし」ものや、未確認生物、珍品料理などの「珍し」もの。 ユーザーは皿の上の画像をクリックすると、拡大画面で画像の解説文と関連のキーワード検索結果が閲覧できる仕組み。

サイト内にはクリック率の高いネタのランキングを表示し、コメント機能も設ける。サイト開始当初のアイテム数は約130点。今後「新ネタ」は毎週30アイテムずつ追加していくという。

「ネタ」という共通点だけで、検索サービスを回転寿司に結びつけしまうという、少々強引な感じもする(?)プロモーションです。さっそくらいぶ寿司を試食してみることにします。

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WOMとOOHを組み合わたクリニカ「かくれプラーク」マーケティング

2007年02月11日

CyberBuzz CyberBuzz依頼投稿(※)

このところ毎日のようにマスコミを賑わす口コミマーケティング(Word of Mouth Marketing: WOM Marketing)ですが、日本でも「WOM勉強会」(口コミマーケティング協会準備室: womma.jp)が開催されているように、ゆるやかながらも組織化の動きも見られてきました。

WOM vs AD 本場米国では、WOMMA(Word of Mouth Marketing Association)が2004年からNPOとして活動を始めています。そのWOMMAが2005年に開催した会議は、「WOM vs Advertising」と題したものでした。

ボクシングを模したこのイラストには、若手のWOM(赤色)が、ロートルのAD(青色)を打ち負かすといった、極めて刺激的なメッセージが表現されています。しかし、この会議も広告業界のイベント「ADVERTISINGWEEK2005」の一部として開かれているので、実際には広告を全面的に否定するような内容ではなかったとは思います。

Web2.0時代になって口コミの影響力が無視できなくなったとはいえ、口コミだけをマーケティングの柱と考える企業は、まだまだ少ないというのが現状ではないでしょうか? 特に販売単価が低いため大量の数量を販売する必要がある一般消費財の場合は、リーチの広さからテレビCMが、メインのマーケティング・メディアとならざるを得ません。そこで重要になるのは、テレビCMと口コミとの効果的なシナジーを狙うことでしょう。

トイレタリー製品を扱うライオンでは、歯磨きブランドのクリニカの特別なホームページを設けて、「予防歯科の実践」を啓蒙しています。単なるブランド・プロモーションに止まらないそのページには、歯磨き市場のマーケット・リーダーならでは内容が盛り込まれています。

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汗と涙の青春小説「おっぱいバレー」と「シリコンバレー」との関係

2007年02月10日

CyberBuzz依頼投稿(※)

放送作家、脚本家で活躍する水野宗憲氏の処女作品「おっぱいバレー」を読みました。


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なぜ「おっぱい」と「バレー」が結びつくのかよく理解できません。豊胸手術を受けた「おっぱいバレー」を「シリコンバレー」と呼ぶのだと、かの梅田望夫氏が言っていました(冗談です)。話が脱線したようなので、まずは本書のあらすじを紹介します。

三ケ崎中学校2年の育夫たち5人は、超弱小バレーボール部員。バレーをやれば絶対に女子にモテる!と考えた育夫たちを待っていたのは先輩たちからのイジメの日々だった。

そんな先輩も引退したある日、完全にやる気を失っていた彼らの前に突然女神が現れた!
臨時採用の美人教師・寺嶋先生が育夫たちのバレーボール部の顧問になったのだ!!

しかも秋の新人戦の地区予選で優勝すれば、なんと寺嶋先生が「おっぱい」をみせてくれるという!!!
俄然やる気を出した育夫たちだったが……。

実話を元にした本作は笑えて泣ける、感動の青春小説です。

この本の想定読者は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」などを観てきたビジュアル世代ということで、明らかに私はターゲットではありません。そういう事情もあり、実験台としてTV版の「ウォーターボーイズ」を熱心に見ていた妻に、最初に読んでもらうことにしました。続いて我が家の中で想定読者の年齢に最も近い長男が読みました。

両人の感想もまずまずということだったので、最後に私が挑戦しました。読み始めれば、引き込まれるようにとは言い過ぎとしても、数時間で一気に読破できました。私の場合は年齢のせいでしょうか、笑える部分はあっても泣けませんでしたが...

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ドイツではCMに出演したタレントが謝罪するが、近未来通信の場合は?

2007年02月09日

CMに出演したタレントは、果たしてどこまで責任を負うべきなのでしょうか? 情報源は、独テレコムの株価どん底 上場CMの俳優が謝罪です。

欧州通信最大手、ドイツテレコムが経営不振からの出口を見いだせずにいる。同社は1月末に2007年業績見通しを下方修正し、4%以上の株価急落を招いた。再建の期待を一身に受け、昨年11月に就任した43歳のオーバーマン社長は、早くも正念場を迎えている。

同社株は、IT(情報技術)バブル真っ盛りの2000年には最高値104・90ユーロを記録したが、バブル崩壊もあってその後急落、現在は10ユーロ台半ばに低迷している。

テレコム株は1996年の上場時、「国民株」ともてはやされ、それまで貯蓄志向が強かった多くのドイツ人の株投資のきっかけをつくった。株主は「300万人弱で、多くが個人投資家」(独紙)とされる。

1987年の2月に新規公開されたNTT株の売り出し価格は、119.7万円でした。現在までの20年間での、上場来高値は318万円、上場来最安値は37.5万円です。高低差が10倍であること、新規公開株に個人投資家が殺到したことは、NTTとドイツテレコムの状況は、ほぼ同じようなものでしょう。

上場時、テレコム株のコマーシャルに出ていたドイツの人気俳優、マンフレート・クルークさんは最近の独誌とのインタビューで、「私の勧めで株を買ったすべての人に心からおわびする」と陳謝。自らもテレコム株を購入したが、いまだ保持しており、これを「自分への罰」と語った。

CMで一般投資家が騙された話となると、どうしても思い出してしまうのは、先頃破産した「近未来通信」のことです。同社は、数多くのタレントを使った広告で、3,000人ともいわれる一般投資から総額400億円余りを集めたと言われています。Wikipediaによれば、これが近未来通信の広告に登場した有名人の顔ぶれです。

  • 宮本和知
  • 大地真央
  • とよた真帆
  • 中西清起
  • 布施博
  • 田尾安志
  • 鈴木孝政
  • 今井雄太郎

ドイツテレコムの場合とは違って、近未来通信のCMに主演したタレントからの謝罪のコメントはありません。近未来通信の詐欺の片棒を担いだとして、これらの芸能人の責任を問う声も上がっています。

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「Willと言えば任天堂のゲーム機」「兵法と言えば孫氏」が常識となる日

2007年02月07日

米国のビジネス誌Forbes.comが「2006年市場に衝撃を与えた製品ベスト10」(原題"The Disrupters Of 2006"を発表しました。情報源は、Forbesが選ぶ「2006年市場に衝撃を与えた製品」ベスト10です。

第1位:YouTube
第2位:プライベート・エクイティ・ブーム
第3位:巨額の慈善活動
第4位:任天堂「Wii」
第5位:Salesforce.comの「AppExchange」
第6位:ETF
第7位:Erik Lie氏
第8位:Al Gore氏と『不都合な真実』
第9位:Perez Hilton氏
第10位:放送・通信統合への争い

ビジネススクールの学長や教授からなる5名の選考委員が選んだベスト10は、日本人には馴染みのない、バラエティに富んだランキングになっています。そうは言っても、YouTubeが一位を占めたのは、我々日本人でも納得できる結果なのではないでしょうか。さらに注目すべきは、任天堂の「Will」が、「絵に描いたようなイノベーションの事例」(a picture-perfect example of disruptive innovation)として、堂々と4位に選ばれているところです。

誰もが持っている子供心を刺激する、任天堂の新しいビデオゲーム機「Wii」が29ポイントを獲得して第4位となった。Wiiはまさに、 Christensen氏が前出の『イノベーションのジレンマ』で定義した、既成概念を覆すイノベーションを絵に描いたような実例と言える。

任天堂の大きな競合相手、Microsoftとソニーは、さらに複雑でもっと高額のゲーム機を開発してきた。「『PLAYSTATION 3』(PS3)は、市場をいわば追い越してしまった」とChristensen氏は言う。

自身もかなりのゲーム・フリークであるAnthony氏ですら、 Christensen氏の見解に同意する。「機能を使いこなすには、素早く操作する相当な腕前が要る。時間のない私には『MADDEN NFL 2006』はどう操作したら楽しめるのか分からない。あまりにも複雑すぎる」(Anthony氏)

任天堂は、まったく違うアプローチをした。映像はそれほどシャープでないかもしれないし、あっと驚くような特殊効果もないかもしれない。しかし、スティック型のWiiリモコンを手にすれば、ユーザーはバーチャル・リアリティ・システムを使っているかのようにゲームに入り込める。

画面上のキャラクタに剣を振らせたければ、Wiiリモコンを振ればよい。剣で突いたり、かわしたりもできる。もっとも今は、多くの人が、値段が下がるのを待っている状態だ。 Christensen氏も「まだ買っていない」と言う。

コメントを述べているChristensen氏とは、Harvard Business Schoolの教授で『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』の著者のClayton Christensen氏です。また、このChristensen氏と一緒に『明日は誰のものか イノベーションの最終解』を書いたのが、Scott Anthony氏です。

ビジネス戦略の重鎮2人に絶賛されたWillは、イノベーションの成功例としてビジネススクールのケース・スタディに取りあげられるのも確実でしょう。おそらく、Will単体としてではなく、先行したDSと一緒に任天堂のビジネス戦略として紹介されることになるのだと思いますが。いずれせよ、任天堂の戦略がマーケティングの教科書に好まれそうな題材であるのは、以前に指摘した通りです(ブルーオーシャン戦略が成功したニンテンドーDS Liteは人気過熱でCM自粛)。


と、ここまでが今回の投稿の長い前振りです。Forbesの記事を読んだ同じ日に見つけた、日経ITproの記事のタイトルがこれです。

「Willを大切に取り扱ってください」

また、ゲーム機の話かと思ったのですが、内容はまったく違いました。

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東大卒のエリート熟年起業家イー・エス・アイ京塚社長が転落した理由

2007年02月07日

一時はそのユニークなビジネスモデルから、日本の環境ベンチャーの雄とまで言われていた、イー・エス・アイの京塚光司社長が詐欺容疑で逮捕されました。情報源は、環境ベンチャー融資詐欺 イー・エス・アイ 東京地検が捜索です。

経営破綻(はたん)したリサイクル機器販売のベンチャー企業「イー・エス・アイ」(東京都品川区)が、架空の売り上げを担保に金融機関などから融資や約束手形で計4億4000万円をだまし取った疑いが強まったとして、東京地検特捜部は5日、詐欺容疑で同社社長京塚光司容疑者(62)を逮捕し、同容疑者宅などの関係先を一斉に家宅捜索した。

京塚容疑者は大手損保会社や電気機器メーカーの幹部を歴任した後、2000年にイー・エス・アイを設立。生ごみを堆肥(たいひ)化して農家に売り、堆肥でつくった野菜をスーパーなどで売る「資源循環型リサイクル」を目指す事業展開を進めた。官界や財界に広く人脈を持っていたとされる。

この京塚社長は、日経BP社が主催する「第1回日本イノベーター大賞」で、優秀賞を受賞しています。そうした関係もあり当時の日経ビジネスでは、京塚氏がイー・エス・アイを起業するに至った経緯に関して、かなりの紙面が割かれています。情報源は、『日本イノベーター大賞』(日経ビジ