折口雅博氏のヘアスタイルに驚きつつグッドウィル・グループの将来を考える
2007年06月11日
この週末に民放各社の報道番組に相次いで登場し、釈明を繰り返していたのがグッドウィル・グループ会長兼CEOの折口雅博氏です。それに先立ち8日に開かれた記者会見について、朝日新聞は『「将軍様」涙の釈明』といった見出しでセンセーショナルに報じていました。クオリティペパーを標榜する朝日にしては、悪のりが過ぎる見出しでしょう。
コムスン事業のグッドウィル・グループ内の別会社への譲渡は、厚生労働省の指導により凍結されることになりました。この結果コムスンの解体は余儀なくされ、グッドウィルは残された人材派遣業を中心に、グループ事業の立て直しを考えていくことになります。
グッドウィルの人材派遣ビジネスが拡大した理由の1つは、コムスン同様にコンプライアンス問題を起こしたクリスタル・グループを、昨年末に買収したからです。情報源は、『折口雅博 グッドウィル・グループ会長直撃-「請負最大手クリスタルを1300億円で買った理由」』(週刊東洋経済 2007年1月13日, 58~59ページ)です。
偽装請負が社会問題化する中、人材請負子会社(コラボレート)が過去に例のない業務停止処分を受けたクリスタルグループ。これをグッドウィル・グループは1,300億円で傘下に収めた。グッドウィルのスタッフ(労働者)は約4万人、売り上げ約2,000億円。これにクリスタルの約10万人、5,000億円がドカンと乗り、新生グッドウィルは14万人の労働者と7,000億円の売り上げを誇る日本最大、世界5位の人材関連企業に飛躍する。
窮地に陥ったクリスタルを、文字通り小が大を飲み込む形で買収したのです。その買収の経緯について、折口氏は次のように語っています。
ファンドの知人から連絡があった。彼の提案はマイナー出資。ただ、これだけ巨大なグループをコントロールするのにマイナーでは無理。最低でも51%欲しいと話して、結果的に67%を持つことになりました。
――クリスタルのオーナーである林純一氏は、グッドウィルが最終的な買収先だと聞いて激怒したとか。 同業に売りたくないという意向はあったと聞いています。しかし、ファンドとは匿名組合ですから、そこに物を言うこと自体ナンセンス。ファンドの中で協議した結果、これだけ巨大な会社をファンドの人たちだけで回すのは難しいとなった。
折口氏は、ワンマン経営のクリスタル・グループのオーナーに一度も会うこともなく、巨額の買収を決定しました。クリスタルの社内管理体制については、こう答えています。
各社長は一生懸命やっていた。管理をしっかりしないと、損害賠償や追徴金を食らって、自分の利益が減って評価も下がる。(法令順守の対応を)しなくていいということではなかったが、イケイケでやっちゃってますから、そこはすっぽり抜けちゃったところがあった……。
根本的な問題は管理部門。普通であれば、本社の総務といった、全社を横断的に見る機能がないに等しい。(現場が)全部自分でやらなきゃならない。そこで刃こぼれが起こる。逆に言えばそれを直せばいいんです。われわれも(軽作業の)請負会社だった。それを法改正に従って短期間で派遣に直した。だから、どうやったらいいかを知っている。われわれが引き継いだ後に悪くなることはない。直せば済む話です。
折口氏は、クリスタルの管理部門の機能不全が売上げ最優先の営業現場をコントロールできなかったことが、コンプライアンス問題の原因だと、ワンマン経営の問題点を指摘しています。さらに、グッドウィル・グループ傘下に加わることで、旧クリスタル事業のコンプライアンス面での改善にも、自信を見せています。
その同じ折口氏が、同じような管理部門の機能不全を認めることになったのが、今回のコムスン事件です。そして事件を契機にして、コムスン事業が他社に譲渡される結末をたどることになったのも同じです。コンプライアンスで問題を起こした会社を買収して、事業を拡大してきたグッドウィルが、今度は同じ理由で事業を縮小することになるとは、まったく皮肉な話です。
これからはグッドウィル・グループの人材派遣業に関しても、厚生労働省は一層厳しい目を向けてくることでしょう。グループの主力事業の人材派遣でも、新たなコンプライアンス問題が発見されるかもしれません。一度信頼を失ってしまったグッドウィル・グループの再建には、不可能とは言わないまでも、かなりの時間がかかることでしょう。
なお余談になりますが、釈明を続ける折口氏を何度もテレビで見るにつれ、そのヘアスタイルにかなり違和感を覚えるようになりました。
そこで、右の顔写真を『顔ちぇき!』に送って折口氏に似ているドラマの出演者を調べてみました。
- 廣瀬壮平(草刈正雄)「冗談じゃない」:34%
- 里中賢介(小泉孝太郎)「ハケンの品格」:34%
- 山内 崇(伊東四朗)「喰いタン2」:33%
納得のいかない結果だったので、
しつこく昔の写真でも試してみました。
- 銭高常務(西村雅彦)「華麗なる一族」:60%
- 甘利虎泰(竜 雷太)「風林火山」:57%
- 永田大蔵大臣(津川雅彦)「華麗なる一族」:57%
私の予想とは真逆で、似ているドラマの出演者を比較した限りでは、ヘアスタイルの変更によって「善人風」キャラクターに変身することに成功しているみたいです。
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著者はぼけ担当です



要するに正しい心でビジネスに臨みましょう、ということでは?

コメント
はじめまして!
その発想はなかったです(笑)。
また遊びに来ます。
Posted by: su-Z | 2007年06月11日 05:00