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法人向けフリーペーパー東京IT新聞がめくるめくデザインでリニューアル

2007年06月28日

昨日の投稿に続いて、新聞のネット版の話題です。昨年8月にメディアネットという会社からタブロイド判として発刊された「東京IT新聞」のネット版がリニューアルしました。「東京IT新聞」というストレートなネーミングと、配布先を法人に絞ったフリーペーパーというユニークなビジネスモデルに注目していたのですが、これで同紙のビジネスが拡大することになるのでしょうか? 以下がサイトリニューアルに関する説明です。

東京IT新聞 新サイトにアクセスして目を奪われるのはトップページのデザイン。(中略) 紙面をかたどったページは、今ご覧いただいている「東京IT新聞」のトップ面を思わせ、そのスペース内では、Flashを用いて記事をアピール。中央に配置されたヘッドラインディスプレイには、最新号の記事の見出しが、新幹線の電光掲示板のように流れる。

この流れる見出しは「ティッカー・モード(TICKER MODE)」と呼ばれ、新聞を飾った記事の見出しがティッカー表示される。ドラッグすることによって、五つあるトラックのセパレーターを移動したり、マウスカーソルの位置で速度を調節できるなど、直感的でインタラクティブなインターフェースとなっている。

しばし「ティッカー・モード」でトップページを眺めていると、気分が悪くなってきました。どうもこれは実用性というよりも、見栄えを狙ったものではないでしょうか? 写真を前面に打ち出したニュースサイトのAFP BBNewsを見ても、大量に掲載された写真が流れるデザインには圧倒されます。新興のニュースサイトは、「流れる」デザインがブームのようです。ニュースを読むのにも、動体視力を要求される時代になったのでしょう。

東京IT新聞の場合には、Flashを「リスト・モード(LIST MODE)」に切り替えたり、通常のHTML版も用意されているので、私のように「ティッカー・モード」が気に入らない人も、普通に読めるような配慮はされています。記事の内容よりも、デザインの方に力が入りすぎているような傾向が強いように思われますが...。

そこで気になる東京IT新聞の内容ですが、基本的には「新聞」とは言いながらも一次情報は少なく、既にどこかで掲載された情報を編集したコンテンツが中心、といった印象を受けます。例えば、【東京IT新聞 meets 百式】というコラムは、「百式」の内容に、コメントをつけて紹介するという構成です。最初は、百式管理人本人が執筆しているものと想像していたのですが、どうも事情は違ったようです(君は東京IT新聞を知っているか?)。

あまり関与はしていないのですが「百式やidea*ideaの記事に触れてもいいですか?」と発行前から打診が来ていて、軽く「どうぞー」って答えていたら毎号きっちりとりあげてくれているみたいです。感謝感激。

つまり、個人のブロガーが紹介したネタを素にして、新聞が記事を書いているというのが真相です。新聞で紹介されたネタを素に個人のブロガーがエントリーを書く、という通常のパターンとは逆のことが起こっていることになります。情報収集力という点では、個人と新聞との立場が逆転した象徴的な現象と言えそうです。

なお、東京IT新聞の「ティッカー・モード」を私が不快に思うのは、ひとえに私の動体視力が劣っているせいなのかもしれません。機会があれば、「見る力を実践で鍛える DS眼力トレーニング」で、自分の眼年齢を調べてみたいと思います。


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