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東国原バブルへGO!! ファミマ「そのまんま宮崎フェア」から県立芸術劇場命名権売却まで

2007年08月16日

宮崎県知事に就任して半年以上が経過した東国原英夫氏ですが、いまだに知事の個人的な人気が衰える兆しは微塵もなく、反対にその勢いは日増しに強まるばかりです。先月発表された県民の支持率調査でも、この種の調査では本来あり得ようもない驚異的な数字を叩き出しています。情報源は、『宮崎に降臨した「東さま」教』(週刊AERA 2007年8月13ー20日号 82~3ページ)です。

115万県民の「東国原愛」は青天井の勢いだ。

90.7%(7月19日読売新聞)、92%(堂21日朝日新聞)、95.2%(堂23日宮崎日日新聞)。もう北朝鮮並みの支持率である。

溜まりに溜まった県民の鬱屈した感情を癒してくれたのが、メディアで宮崎を売りまくる東国原知事だったのだ。

この東国原知事人気を利用することを目論んで、大手コンビニのファミリーマートでは今月の21日から「そのまんま宮崎フェア」を展開します。情報源は、『ファミマ、そのまんま宮崎フェア、有名店とメニュー共同開発』(日経流通新聞MJ 2007年8月15日 5面)です。

ファミリーマートは21日から、全7,000店で宮崎県をテーマにした商品を販売する「そのまんま宮崎フェア」を開催する。宮崎県庁の協力を得て、宮崎県の有名店との共同開発商品など67品目をそろえ、独自商品のパッケージには話題性の高まっている東国原英夫知事を模したキャラクターを使用する。9月10日までの期間限定で、合計20億円程度の売上高を目指す。

知事のキャラクターを使用した同社独自商品は42品目。宮崎県で頻繁に食べられる、豚肉でたけのこご飯を包んだ「肉巻おむすび」(250円)や宮崎県産の鶏肉を使用した「チキン南蛮」(320円)、県内の有名店が監修した、レタスとエビの巻きずし「一平寿司監修 元祖レタス巻」(350円)や「せとやま弁当監修 かしわめし」など。宮崎県の土産物の「青島せんべい」(263円)や乳性炭酸飲料「スコール宮崎産ひゅうが夏500ミリリットル」(147円)も販売する。

ファミリーマートのエリアフランチャイズチェーンを運営する南九州ファミリーマートが宮崎県の隣の鹿児島県にあることもあり今回の共同開発にこぎつけた。宮崎県は県を宣伝することで観光客を呼び込む狙い。

さて財政難にあえく地方自治体が、新たな財源確保手段として目をつけ始めたのがネーミングライツ・ビジネスです(拡大を続けてきた命名権ビジネスを利用した錬金術が早くも曲がり角に)。東国原知事で全国的な注目度が高まってきた宮崎県も、当然ながら絶好の機会を逃すはずはありません。情報源は、芸術劇場の命名権を売却 自主財源確保で県です。

財政難の県は6日、自主財源確保策として県立芸術劇場(宮崎市船塚3丁目)のネーミングライツ(命名権)を売却すると発表、スポンサー企業の募集を始めた。期間は来年4月から約5年で、金額の目安は年額5,000万円程度。東国原知事は「料金は応相談したい。県と一緒に文化振興に取り組んでもらえる企業にお願いしたい」と話している。

同劇場は1993年11月に開館。昨年度から指定管理者制度を導入し、2010年度まで財団法人宮崎県立芸術劇場(青木賢児理事長)が管理、運営。昨年度の各ホール、練習室の利用者数は25万2,714人だった。

ネーミングライツ契約料は県の歳入に入り、指定管理委託料などに充てられる見込み。募集期間は10月5日まで。民間人を含めた選定委員会を設置して、愛称や金額、契約期間を総合的に判断する。

今回募集対象となった宮崎県立芸術劇場は、なかなか立派な劇場のようです。特にクラッシック専用音楽施設として設計されたアイザックスターンホールは、パイプオルガンも装備された本格派です。しかし、こんな立派な箱物を作っても、それを埋めるだけの需要が宮崎県内にあるはずもなく、「どげんかせんとイカン!」には、現在の厳しい収支状況が公開されています。

昨年度の各ホール、練習室の利用者数は25万2,714人で収入は7億5,100万円。このうち、指定管理委託料として県の一般会計から年間約5億円を拠出。本年度から施設改修も予定しているが、県の厳しい財政状況が影響し、同財団基金を取り崩して充当する。ネーミングライツ契約料は県の歳入に振り込まれ、指定管理委託料などに充てられる見込み。

どのような企業がこの劇場の命名権を取得することになるのでしょうか? 私が知る限りでは、劇場系の施設のスポンサーは、飲料系の企業が多いように思います。東京では「サントリーホール」「渋谷C.C.Lemonホール」当たりが有名です。実は、ネーミングライツをすでに売却している九州の県立文化施設でも、この傾向は当てはまります。

大分県立総合文化センター(年額5,000万円)は「iichiko総合文化センター」に、鹿児島県文化センター(同2,000万円)は「宝山ホール」に改名されました。スポンサー企業は、いずれも県内の焼酎メーカーです。

こうした事例から考えると、宮崎県立芸術劇場の命名権の売却先についてもおおよその見当はつきます。宮崎県の企業を見ても、有力な地場企業は焼酎メーカーになりそうな感じです。本命・雲海酒造、対抗・霧島酒造、穴・柳田酒造あたりでしょう。いずれの企業に落ち着いても、新劇場のオープンの時には東国原知事が華々しくテープカットのセレモニーに登場してくれることは間違いありません。


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