運動会の徒競走専用シューズがバカ売れするんだから「手つなぎゴール」は都市伝説?
2007年10月01日
日本が世界に誇るスポーツシューズのブランドといえば「オニツカタイガー」ですが、アシックスの創業者鬼塚喜八郎会長が、9月29日に亡くなられました。合掌。日本のマラソン界のトップランナーである高橋尚子選手、野口みずき選手も、アシックスの製品を使用しています。実力はともかく、一般ランナーでもアシックスのマラソンシューズを、自分仕様でセミ・オーダーができるようになりました。情報源は、『アシックスのマラソン靴、簡易オーダー開始、組み合わせ9,000通り以上』(日経流通新聞MJ 2007年10月1日 6面)です。
アシックスは1日、マラソンシューズの色や靴型などを選べる簡易オーダーサービスを始める。型や色など9,000通り以上の組み合わせが可能。商品へのこだわりの強い上級者ランナーや、部活動、実業団などのチーム需要を取り込む。初年度2,000足の販売を目指す。
靴型は細身、普通、幅広の3種類から選択することが可能。靴底もクッション性や安定性の異なる3種類を用意した。靴本体や靴ひもの色も選べ、かかと部分に名前やチーム名などの刺しゅうを入れることもできる。価格は税込みで1万7,850円。
小売店の店頭に設置したパソコンを使い、ディスプレー画面上に表示された靴の画像を参考に色や型などを決めていく。発注してから1カ月程度で完成する
これで市民ランナーも、トップアスリートの気分を味わうことができるようになりました。一般のスポーツ愛好家が特定のシューズのこだわるのは、いまや小学生の時代から始まっています。情報源は、『小学生をその気にさせる 運動会で勝つための靴』(日経ビジネス 2007年10月1日号 24ページ)です。
小学生の運動会でちょっとした異変が起きている。男の子、女の子を問わず、ある靴を履いて運動会に臨む児童が増えているのだ。その靴の名は「瞬足」。運動会で勝つことを目的に開発された子供用運動靴だ。
瞬足を発売したのは2003年5月。初年度の販売個数は24万足だったが、昨年度は300万足に急増。今年度は350万足以上を見込む。「うちの子はずっとビリだったのに、瞬足を履いたら33位になれた」。そんな話が小学生の母親の間で口コミで広がっている。
徒競走などのトラック競技は必ず左回り。瞬足はカーブで滑らないように、スパイクを右足は内側、左足は外側に配置した。この左右非対称の靴底が、運動会で子供の勝利を願う親心を惹きつけた。
瞬足ブームを支えているのは、運動会で我が子の順位を少しでも上げたいと願う親(バカ?)心に他なりません。足の遅い子供に劣等感を与えないために、小学校の徒競走では皆で手をつないで同時にゴールするようになった、という噂が数年前まことしやかに伝えられました。「順位をつけない運動会」「手つなぎゴール」という噂です。順位にこだわるために生まれた瞬足がバカ売れしているところを見ると、これも実在しない都市伝説の一つだったのでしょうか?
現在アキレスの瞬足シリーズはアイテムも50種類以上に増え、野球用の「盗塁王」やサッカー用の「KICK TYPE」といった派生ブランドも登場しています。「弘法筆を選ばず」という諺は、小学生の間でももはや通用しないのでしょう。
先月行われた世界陸上大阪大会では、日本勢は惨敗しました。陸上競技に限っては、日本の用具メーカーは世界に通用しても、肝心の日本選手は世界レベルに達していないが実情です。用具選びもアスリートの実力のうちと言えばそれまでですが、瞬足ブームは実力不足を用具でカバーしようという安易な考え方を、小学生の頃から刷り込んでしまうことは間違いないでしょうね。
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コメント
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Posted by: 世界一の不動産王 | 2007年10月02日 15:03