ボストンコンサルティンググループに日本人初のボードメンバー誕生?
2006年12月15日
現在日本のボストンコンサルティンググループ(BCG)は、水越豊(みずこしゆたか)、御立尚資(みたちたかし)の両氏が共同代表を務める、日本の企業では珍しいツートップ体制の布陣となっています(ボストンコンサルティンググループ次期代表は水越豊、御立尚資のツートップ体制)。その日本事務所の共同代表の1人、御立氏がボストン・コンサルティング・グループ本体の経営会議に当たる「エグゼクティブ・コミッティー」のメンバー(株式会社の取締役に相当)に選出されました。同社のプレスリリース(PDF)では、次のように発表されています。
ボストン コンサルティング グループ(以下BCG)は、インドの首都デリーで開かれたワールドワイド・オフィサー・ミーティングにて、2006年11月9日付けで、御立尚資(みたちたかし:日本代表)がエグゼクティブ・コミッティー(経営会議)のメンバーに選任されたことを発表します。
エグゼクティブ・コミッティー(経営会議)とは、世界36カ国61ヶ所に事務所を展開するBCGグローバル全体の戦略やビジョン、方向性など重要な経営判断を行う最高意思決定機関です。CEO(最高経営責任者)ハンスポール・バークナーをはじめとし、CFO(最高財務責任者)、リージョナルチェアー3名他、選挙またはCEOの指名で選任される12名のメンバーとアドバイザー2名から構成されています。
御立尚資は、創業から43年間のBCG史上でも日本人として初めてメンバーに選任されました。これは日本事務所(東京および中部関西)の成功が認められたことを示しており、グローバルにおいて日本企業の存在感が高まるのと同様、BCG全体の中でも日本の両事務所が今後ますます重要な地位を占め、さらなる成長への期待も高まると考えます。
発表された内容の中で注目すべきは、「日本人として初めてメンバーに選任された」というところでしょう。1963年にBCGが東京事務所を開設した時に、初代日本代表に就任したのはジェームス・アベグレン氏です。その後外国人の代表が3人続き、1989年に日本人初の代表となったのが、堀紘一氏(現・ドリームインキュベータ会長)で、堀氏の11年にわたる長期政権を引き継いだのが、2000年に代表となった日本航空出身の内田和成氏です。
在任時から国内では著名コンサルタントとして聞こえた堀氏や内田氏でも、ワールドワイドBCGのボードメンバーとしては認められていなかったことになります。そう考えると、御立氏の選任は日本のBCGとしては快挙なのかもしれません。しかし、今頃なぜBCG全体の中で日本事務所が脚光を浴びることになったのでしょうか?
「日本から中国へシフト」というのが世界的な趨勢だと思うのですが。。。 そうした疑問について御立代表自らが答えています。情報源は、『ボストン・コンサルティング・グループ、日本企業の多国籍化指南』(日経産業新聞 2006年12月14日 23面)です。
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