東大卒のエリート熟年起業家イー・エス・アイ京塚社長が転落した理由
2007年02月07日
一時はそのユニークなビジネスモデルから、日本の環境ベンチャーの雄とまで言われていた、イー・エス・アイの京塚光司社長が詐欺容疑で逮捕されました。情報源は、環境ベンチャー融資詐欺 イー・エス・アイ 東京地検が捜索です。
経営破綻(はたん)したリサイクル機器販売のベンチャー企業「イー・エス・アイ」(東京都品川区)が、架空の売り上げを担保に金融機関などから融資や約束手形で計4億4000万円をだまし取った疑いが強まったとして、東京地検特捜部は5日、詐欺容疑で同社社長京塚光司容疑者(62)を逮捕し、同容疑者宅などの関係先を一斉に家宅捜索した。
京塚容疑者は大手損保会社や電気機器メーカーの幹部を歴任した後、2000年にイー・エス・アイを設立。生ごみを堆肥(たいひ)化して農家に売り、堆肥でつくった野菜をスーパーなどで売る「資源循環型リサイクル」を目指す事業展開を進めた。官界や財界に広く人脈を持っていたとされる。
この京塚社長は、日経BP社が主催する「第1回日本イノベーター大賞」で、優秀賞を受賞しています。そうした関係もあり当時の日経ビジネスでは、京塚氏がイー・エス・アイを起業するに至った経緯に関して、かなりの紙面が割かれています。情報源は、『日本イノベーター大賞』(日経ビジネス 2002年11月11日号 138~143ページ)です。
環境問題で最も頭の痛いテーマの1つに生ごみ処理の問題がある。この難題に新しいアプローチで挑んでいるのが、環境ベンチャーのイー・エス・アイ(東京都品川区)社長の京塚光司だ。玉石混交の環境ビジネスの中で、彼の発案したビジネスモデルは極めてユニークだ。
生ごみ処理機を作る会社、処理を請け負う会社は数多くあっても、生ごみ処理の問題解決は一向に進まない。そんな中、京塚が目指したのは、参加者全員が納得できるビジネスモデルを構築すること。ニーズも技術もあるのに市場が活性化しないのは、仕組みそのものに問題があると考えた。
同社では、スーパーなどから出る生ごみを回収、堆肥化させる仕組みを作った。さらに、作った肥料を農家に売って、農家が作った野菜を再びスーパーで売るといった完全な循環型モデルが特徴である。同社は各事業者に参加を呼びかけて、この循環型モデルに入ってもらう。イー・エス・アイの収入は、稼働した後の各事業者の取引量に応じた手数料。使ってもらうほど儲かる仕組みだ。
「設立当初に生ごみ処理機が売れていたら、こんな仕組みは考えていなかった」と京塚が言うように、2000年1月の設立当初、同社は他企業と同様に生ごみ処理機を販売する会社としてスタートした。
京塚氏は生粋の起業家というわけではありません。イー・エス・アイを創業したのも50代でした。

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雇われないで生きよう!
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